本当は読書記録を書くべき本がたまっているのだが、今風邪でひどい状態なため、1989年から2004年あたりまでおよそ15年間読者だった雑誌 rockin' on から記事を発掘する「ロック問はず語り」でお茶を濁したいと思う。 今回取り上げるのは、昨年秋に惜しくも亡くなったルー・リードについての記事である。 彼のインタビュアーに対する当たりの強さは有名だが、ロキノンで実際に彼にインタビューした人はどうだったか。まず1996年6月号の「知ってるつもり?!」というどこか聞いたような名前のコーナーにおける「ルー・リードっていい人? 悪い人? どんな人?」という回における証言を見てみよう。 この回の対談者は中本浩二と井上貴子で、彼らは確か今も株式会社ロッキング・オンに在籍されているのだろうか。ちなみに前者は仲本工事の書き間違えではないし、後者も主に90年代に活躍した女子プロレスラーとは同名異人である。