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2016年12月19日のブックマーク (4件)

  • 料理上手は楽上手『小林カツ代のおかず道場』

    料理で大切なことは、「楽に」「楽しく」すること。どちらも必要十分に書いてある書は、読むだけで腕を上げることができる。 おいしい料理を作るため、頼もしい味方となるのが小林カツ代。しかし最近、「小林カツ代」の看板に、完成品の写真を並べただけのカタログが出回っている。初心者向けなら必須のはずの手順毎の図解が無く、慣れてる人にはレパートリーが少なすぎ。 だが心配無用、語りかけるようなカツ代節で、文庫一冊に74品を詰め込んだのが書になる。一品あたり3分くらいで読めるエッセイと、「語り」を1頁に凝縮したレシピで構成される。慣れてる人向けだけれど、料理初心者もこんな語りならイメージが湧きやすいだろう。ノーベル賞級の発見「かゆくなりにくい里芋の剥き方」より引用する。 まず里芋をきれいに洗って、水をヒタヒタにして一回ワーッと煮立てるんです。フーッと噴いてきたら2~3分そのままに置いて、すぐ冷たい水に取

    料理上手は楽上手『小林カツ代のおかず道場』
  • 細雪解説 (内田樹の研究室)

    『細雪』の角川文庫の新装版が出たので、それに解説を寄稿した。 「欠落したものを共有する」という主題をめぐって書いている。 音楽雑誌ではときどき「無人島レコード」というアンケート企画を行う。「無人島に一枚だけレコードを持っていってよいと言われたら何を選ぶか」という究極の選択である(私も一度このアンケートに回答したことがある)。 無人島レコードの条件は「何百回、何千回繰り返し聴いても飽きず、つねに高い水準の悦楽をもたらすこと」である。難しい条件だ。そのときはずいぶん悩んでアンケートに回答したことを覚えている。 しばらくして、アンケート結果が掲載された雑誌が届いたときに、他の回答者はどんな音源を選んだのか気になってぱらぱらと頁をめくった。すると大瀧詠一さん(この人をどういう肩書きで呼んだらいいのか、よくわからない。私にとっては私淑する「師匠」である)が選んだのはレコードではなく『レコード・リサー

    細雪解説 (内田樹の研究室)
    asahinoataru
    asahinoataru 2016/12/19
    無人島に一冊だけなら『細雪』
  • 炎上上等!キングコング西野氏に学ぶ危機管理

    炎上上等!キングコング西野氏に学ぶ危機管理
  • 作家・村上龍氏がボブ・ディラン、ノーベル文学賞受賞に寄せた言葉 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    ノーベル文学賞、授賞式に寄せたボブ・ディランの受賞スピーチが話題を呼び、各界の著名人がそれに対しメッセージを寄せた。 作家・村上龍氏は、受賞が決まった夜、ビールを飲みながら何時間も彼の歌を聴いたという。村上龍の限りないやさしさが伝わってくる、ノーベル文学賞受賞に寄せたエッセイで、発売以来、話題を呼んでいる氏の最新刊『星に願いを、いつでも夢を』にも収録された「We  Love  Dylan」を特別配信する。 「We Love Dylan」 ノーベル文学賞がボブ・ディランに決まった。意外だったが、うれしかった。ノーベル・アカデミーもなかなかやるなと思った。ノーベル文学賞に関しては、村上春樹さんが、10年くらい前から必ず大きな話題になるが、ご人はきっと迷惑だろうなと思う。わたしは春樹さんがノーベル文学賞を欲しがっているとは思えない。さすがにどうでもいいとは思っていないだろうが、できたらそっとし

    作家・村上龍氏がボブ・ディラン、ノーベル文学賞受賞に寄せた言葉 |BEST TiMES(ベストタイムズ)