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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (89)

  • 服装の悲劇に泣いたイランのなでしこ

    国際サッカー連盟がイラン女子チームの12年ロンドン五輪予選への出場を禁止。試合中のスカーフ着用が規則違反と言うが…… 6月3日、アンマン(ヨルダン)のスタジアム。女子サッカーのイラン代表チームの面々がピッチに姿を現した。12年のロンドン・オリンピック出場を目指して、8カ月にわたり過酷なトレーニングを積んできた。この日のヨルダン戦は、アジア2次予選の重要な第1試合だった。 選手たちのユニホームは、長袖シャツに長ズボン、そしてヒジャブ(頭から首を覆うスカーフ)。イスラム教の伝統に従った保守的な服装だ。 国歌演奏が終わると、審判が突然宣言した──イランのユニホームはFIFA(国際サッカー連盟)の規定に違反しており、出場資格がない、と。 この瞬間、オリンピックの夢が断たれた。数人の選手は茫然とピッチに膝をつき、泣き始めた。「愕然とした」と、キャプテンのニルーファー・アルダラン(25)は誌に語った

  • スーパー・ルーズビズは日本をダメにする!

    〔8月3日号掲載〕 このコラム「Tokyo Eye」の執筆陣は国籍もさまざまなら、仕事も学者やジャーナリスト、歌舞伎町案内人とさまざま。だが意外に仲が良く、何年かに1回はわが新宿・湖南菜館に集まっておいしい酒を飲み、激辛の湖南料理を味わいながら、共通言語である日語で互いのコラムを評し合っている。私はそれぞれのコラムニストを尊敬している。だが、それぞれの内容について時に議論や建設的な批判をすることも大事だ。 先日、誌7月20日号をコンビニで買ってマイケル・プロンコさんが書いた「ネクタイも背筋も緩めて『ルーズビズ』の夏を」を読んだとき、思わず「う〜ん」と考え込んでしまった。プロンコさんは「日人はもう少しだらけていい。節電が必要なこの夏は『ルーズビズ』で行こう」と主張しているが、中国人として23年間日を見てきた私の意見は少し違う。 私が初めて成田空港に降り立った88年、日はバブル真っ盛

    スーパー・ルーズビズは日本をダメにする!
    asahinoataru
    asahinoataru 2011/08/08
    スーパー・ルーズビズって言葉初めて聞いた。確かにこの人の言っていることは一理あると思う。だらけていい仕事できるわけない。
  • こんなに政治家がダメでも日本が機能している理由 | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔7月27日号掲載〕 アメリカの作家ポール・セローはかつて、東京があまりに効率的なのに感服して「これは都会じゃない、機械だ」と評したことがある。 確かに東京は最高に効率的な都会の1つだ。しかも人間に頼らず、自力で機能しているらしい。13時24分に到着予定の電車は13時24分ぴったりに到着するし、荷物は指定した時間にきちんと届く。忘れ物をしても、たいていは戻ってくる。この街に「想定外」はない。 東日大震災が発生した3月11日も、東京で印象的だったのは混乱ではなく秩序だった。あれがパリなら略奪が起きていただろう。アメリカ人も、大型ハリケーン「カトリーナ」がルイジアナ州を襲ったときは大混乱に陥った。 だが日は違った。外資系の銀行に勤める友人は、3月11日の午後4時に金融庁に電話して、いつもどおりに営業終了後の報告が必要かと聞いたそうだ。すると金融庁の職員

    こんなに政治家がダメでも日本が機能している理由 | TOKYO EYE | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
  • 楽しいはずの野球観戦、しかし観客席にはリスクが・・・

    アメリカのMLBは現在年に一度のオールスターの祭典が進行中です。3000安打をホームランで決めたジーターや、A・ロッド、現時点で13勝の大エースであるサバシアなど、ヤンキースの主力が揃って欠場するなど、色々な批判もあるオールスターですが、さすがにMLBの層は厚く、フィリーズの左右エースの活躍や、ブルージェイズのバチスタの好守、ブリュワーズのプリンス・フィルダーの3ランなど、始まってみればなかなかの盛り上がりとなっています。 月曜日に行われたホームラン競争も、ジーター、A・ロッドばかりがヤンキースではないと、ここ数年、進境著しいロビー・カノーが圧倒的な巧さを見せて勝利、この世界に押し寄せる世代交代の波を見せつけました。イチロー選手をはじめ、日人選手の不在が寂しく思えますが、これも世代交代という文脈から考えると、直視せざるを得ない事実なのだと思います。 その一方で、このオールスター戦ですが

    asahinoataru
    asahinoataru 2011/07/14
    アメリカでの野球観戦は危険と隣り合わせ。
  • 震災に強い町づくりは江戸の知恵に学べ

    今週のコラムニスト:アズビー・ブラウン 〔4月27日号掲載〕 3月11日の大地震が起きたとき、私は東京・原宿の研究所で仕事をしていた。強い揺れが長く続いたので、ついに巨大地震が東京に来たのだと思い込んだ。 しかし東京に巨大地震は来なかった。だから私は地震から数時間たつまで、東京が震災の影響を強く受けるとはまったく思っていなかった。せいぜい2、3時間も待てば電車が動きだし、電話もすぐに通じるようになると思っていた。 実際には少なくとも数日以上、東京の都市機能は麻痺し続けた。現時点でも震災の影響から抜け出せていない。東日大震災で浮き彫りになったのは、東京(や同様の大都市)が市民の生活に欠かせない物資などを、いかに遠くの土地に依存しているかという点だ。 農産物などの料品もそうだし、飲み水や電力もそうだ。こうした必需品の供給地が大災害に襲われれば、東京の生活に重大な影響が及ぶ。それに料やボト

    震災に強い町づくりは江戸の知恵に学べ
  • CNN向け「アリガトウCM」が「残念」な理由とは?

    東日大震災に対してアメリカは米軍を中心に多くの支援をしました。日政府として、これに謝意を示すのは良いことだと思います。また、このCM放映に際して日サイドのクリエーターの方が、政府の細かな注文や規制などに耐えてCMを作ったと察すると、安易に批判するのは失礼かもしれません。ですが、26日からケーブル局の「CNNヘッドライン」で放映の始まった、この「アリガトウCM」を評価することはできません。 そこには日の対外的な広報に見られる誤りの典型があるからです。厳粛な時に厳粛な意図で行われたことを批判するのは気が重いのですが、こういう時に学べなくては永遠に学べないと考え、あえて申し上げる次第です。 まず「顔」が見えません。 謝意を示す際に、一切「顔」の見える個人が出てこないというのは異様であるのと同時に主旨が伝わらない危険があります。「無名のネイティブ英語話者の声優」をナレーターに使っているのも

    asahinoataru
    asahinoataru 2011/04/30
    外国語で情報発信するのは本当に難しいことだ。
  • エセ「スーパードライ」に物申す

    欧米人が日暮らしをしていて何と言っても気になることの1つは、しょっちゅうおかしな英語を目にすることだろう。 特に多いのは、服のプリント。最初のうちは、めちゃくちゃウケる。そのうちに、ただ馬鹿馬鹿しいと思うようになる(そして「日初心者のガイジン」がそれらを面白がっているのを見ると、「君たちにとってはまだ珍しいんだね」と上から目線で見てしまう)。やがてはすっかり慣れっこになって、よほど笑えるものでないかぎり、特に気にも留めなくなる。 イギリスに帰ってきて、今度はあちこちでおかしな日語を目にするようになった。 それは......「極度乾燥(しなさい)」。 何で命令されるの? 何を乾燥しろっていうんだ? カッコで(しなさい)というのはなぜ? 「会員商な」と胸にプリントされたTシャツを着た男も見かけた。彼とすれ違ったとき、僕はこの変てこな言葉に続きがあるのかと、思わず振り返ってTシャツの背中を

    asahinoataru
    asahinoataru 2011/03/09
    コリン・ジョイスのコラム。スーパードライ=極度乾燥がイギリスで流行している。
  • 銃乱射で勢いづく銃支持派の狂った論理

    混乱の現場 銃乱射の事件現場からドクターヘリへと被害者を運ぶ人々(1月8日、アリゾナ州トゥーソン) Reuters アリゾナ州トゥーソン郊外で起きた銃乱射事件の教訓を生かし、アメリカは銃規制を厳格化すべきだろうか──まさか! 個人が銃器を持つ権利を保障した憲法修正第2条を支持する人々は、銃乱射事件をそんなふうには捉えていない。銃を手にして乱射事件を引き起こすイカれた奴らに立ち向かうためには、こっちもますます銃を増やして彼らを止めなければならい、というわけだ。 91年にテキサス州キリーンのレストランで発生した銃乱射事件では、23人が死亡。店の客の1人は銃を持ち合わせていたものの、「馬鹿げた法規制のせいで」店内に持ち込めず、外の車に置きっぱなしになっていた。 バージニア工科大学での07年の銃乱射事件では、32人が死亡。学内に銃を持ち込んではいけないという大学の「バカ正直な」決まりのせいで、教室

    asahinoataru
    asahinoataru 2011/01/12
    アリゾナ乱射
  • 凶弾に凍りついた政局、アリゾナ乱射事件

    それにしても、ショッキングな事件でした。アリゾナ州のツーソンで8日(土)、ブリエル・ギフォーズ下院議員(民主、アリゾナ8区選出)が狙撃されたのです。ギフォーズ議員は、ショッピングモールのスーパーの前で開いていた「街角議会報告」というミニ集会の途中を狙われ、頭部を貫通する銃創を負いました。狙撃犯は、ジャレッド・ロフナーという22歳の男で、政治家を「仕留めた」興奮の延長なのかその場で乱射を続け6人の犠牲者が出ています。死者の中には、ギフォーズ議員のスタッフをはじめ、集会に参加していた連邦判事やその場に居合わせた9歳の少女も含まれるという惨劇となりました。 事件から1日半を経過した現時点では、まずギフォーズ議員の容態は医師団の必死の救命が奏功して「会話が可能」な状態だというのですが、依然として楽観は許されない状況です。また狙撃犯のロフナーは、当初は黙秘をしていたものの、FBIと地元保安官の連合捜

    asahinoataru
    asahinoataru 2011/01/12
    背景が非常にわかりやすかった。ペイリン完全に悪役。