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ブックマーク / www.jcp.or.jp (6)

  • 人間らしく働きたい/ルネサス リストラを問う (上)/通勤2時間40分か退職か

    夫が単身赴任で、しかも子育て中の女性に、長距離通勤か退職かの非情の選択を迫っている企業があります。5400人の人員削減、6000人の広域配転をすすめる半導体大手のルネサスエレクトロニクスです。 (堤由紀子) 10月半ば、東京都小平市の住宅街の朝。7時10分すぎ。小さなごみ袋をいくつもさげた田中美保子さん(53)=仮名=が、マンションの階段を下りてきました。 東京から群馬へ 10月初旬からルネサス高崎事業所への通勤が始まりました。これまで通っていた武蔵事業所(小平市)は、歩いて15分でした。 自宅からまず30分、最寄り駅まで歩きます。当初はバスに乗り、乗り継ぎがうまくいかない帰り道だけ歩きました。3日目、足が腫れて痛くなりました。それでも今は、行き帰りともできるだけ歩きます。バス代が支給されないからです。「この先どうなるかわからないから、できるだけ節約したい」 ルネサスの高崎事業所へは在来線

    人間らしく働きたい/ルネサス リストラを問う (上)/通勤2時間40分か退職か
  • 歴史を偽造するものは誰か/――「河野談話」否定論と日本軍「慰安婦」問題の核心

    「吉田証言」が虚偽だったことを利用した「河野談話」攻撃の大キャンペーン 朝日新聞は8月5、6日付で掲載した「慰安婦問題を考える」と題した報道検証特集で「吉田(清治)氏が(韓国)済州島で慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します」と訂正しました。これをきっかけに、一部右派メディアと過去の侵略戦争を肯定・美化する「靖国」派の政治勢力が一体となって、異常な「朝日」バッシングが続けられています。見過ごせないのは、その攻撃の矛先が、「慰安婦」問題で日軍の関与と強制性を認め、謝罪を表明した河野洋平官房長官談話(1993年8月4日――以下「河野談話」)に向けられていることです。 それは、「吉田証言」が虚偽であった以上、「河野洋平官房長官談話などにおける、慰安婦が強制連行されたとの主張の根幹は、もはや崩れた」(「産経」8月6日付主張)というものです。「靖国」派議員の集団である自民

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    asahinoataru
    asahinoataru 2014/09/30
    日本共産党も降伏
  • 米誌 靖国「遊就館」展示批判/「信じられないほど偏向した解釈」

    【ワシントン=洞口昇幸】米誌『アトランティック』(電子版)は2日付で、靖国神社にある軍事博物館「遊就館」について、20世紀の出来事をめぐり「日を被害者」とする「信じられないほど偏向した解釈を提示している」と指摘し、「靖国神社は国家元首の訪問に適切な場所ではない」と報じています。 同誌は靖国神社・遊就館を訪ねた欧米人らの声を紹介。一人は同館の展示内容について「極右陣営の観点から戦争を書きかえたのも同然だ。ほとんどが日の軍事的勝利を扱っている」「戦争で亡くなった人たちへの厳粛な敬意を示す記念館とはまったく異なる」と述べ、「靖国神社そのものが創設以来、日の特定の人たちによる特異な歴史観を政治的に象徴するよう意図的に仕向けられ、絶対化されている」としています。 別の一人は同館で上映される映画を「第2次大戦時にまでさかのぼったプロパガンダ(政治的宣伝)にすぎない」と指摘。また別の一人も同館は「

    米誌 靖国「遊就館」展示批判/「信じられないほど偏向した解釈」
  • これがルネサス“面談”8回の記録/「仕事はない」上司×労働者「会社に残る」

    ルネサスで課長職から降格された男性は、8回もの退職強要を受けました。その“面談”での記録です。 くり返し「早期退職を」 【内示】 6月下旬 (写真)ルネサスでの退職強要の“面談”をやめさせるよう助言・指導を求めて神奈川労働局に申し入れする電機ユニオンの森英一書記長(左から2人目)、日共産党国会議員団南関東ブロック事務所の大森猛所長(左端)ら=21日、横浜市内 上司 8月1日付で総合職に降格になります。8月1日以降の処遇は決まっていません。早期退職優遇制度の対象者になります。6月25日から28日にキャリアセミナーがあります。これは必須です。あなたの受講日時は別途連絡がありますから、受講してください。 ◇6月下旬に、業務命令によりキャリアセミナーを受講。 【1回目】 7月上旬35分間 上司 会社は、予算は達成していると対外的には説明しているが実際は厳しい。キャッシュも不足している。構造改革の

    これがルネサス“面談”8回の記録/「仕事はない」上司×労働者「会社に残る」
  • これが靖国神社「遊就館」の実態だ/徹底ルポ——“靖国史観”の現場をゆく/A級戦犯を「神」と展示

    ガイドの出版元は… 「遊就館」の玄関ホールは、ガラスから差しこむ陽光で明るさいっぱい。「戦争」の悲惨なイメージはいっさいぬぐい取られた現代的な装いです。 左手には「零戦」の現物をきれいに化粧直しをして陳列。奥には、“靖国史観”満載の『遊就館図録』や『歴史パノラマ写真集 昭和の戦争記念館』全五巻などが海軍帽やプラモデルといったグッズといっしょに並ぶ売店があります。書籍のなかには、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書の出版元・扶桑社が販売する『遊就館の世界』というガイドから『正論』『諸君』といった右派雑誌までありました。 靖国神社が「高度な展示技法」と誇るだけあって、館内の展示は映像、音響、パネルと工夫がこらされています。最初に驚くのが、二階映像コーナーの「私たちは忘れない」のビデオ上映。「極東の小さな国だった日が生き残ったのは、欧米列強の脅威にひるむことなく、命をかけて立ち向か(った

  • 闇から出てきた亡霊/立花隆氏の新版“日共”批判をきる/岡 宏輔

    30年前、特高警察の筋書きをむしかえした人物 立花隆氏が、雑誌『文芸春秋』九月号に「“日共のドン” 宮顕治の闇」と題する一文を書いています。立花氏といえば、三十年ほど前、日の支配勢力の反共戦略の先陣をきって同じ『文芸春秋』の一九七六年一月号から「日共産党の研究」という連載を開始し、戦前の日共産党と宮顕治氏の活動にたいする集中攻撃をおこなった人物です(これは七七年十二月号までまる二年にわたる長期連載でした)。このときの立花氏の攻撃の最大の特質は、戦前の特高警察や検察当局の諸資料をなによりの材料として、特高警察がでっちあげた反共キャンペーンを、戦後の日でむしかえしたところにありました。 日共産党は、当時、この攻撃に全面的な反論をおこないました(小林栄三著『歴史の真実に立って――治安維持法・スパイ挑発との闘争』〈新日新書 一九七六年十月〉、「赤旗」党史班『犬は吠えても歴史は進む―

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