編む、ではなく束ねた籐家具 明治末期の創業以来、「自社製造の国産」にこだわり続けている山形の籐家具メーカー・ツルヤ商店から、新作スツール「sea-anemone」が発表されました。 「sea-anemone」は「イソギンチャク」の意。美しく曲げられた籐が集束された様は、その名の通り海の生物のよう。スツールの座面に当たる部分は、束ねられた籐の断面がむき出しで並び、座ると何だか痛そう…という印象を持ちますが、座ってみると以外にも快適。見た目とのギャップもチャーミングなアイテムです。 籐は、使い込む程に飴色の艶が増し独特の味わいが出てくる素材。その美しい経年変化も楽しんでもらいたいという想いから、無着色無塗装で仕上げられています。また、10本の脚から映し出される影も美しく、照明との組み合わせにもイメージが膨らみます。単体でオブジェとしても存在感を放ちます。 繊細な日本人の手仕事による丁寧な製作工