『明日ちゃんのセーラー服』7話。体育館の下窓から零れる光がフットライトの替わりとなって二人を照らしていたのが印象的でした。逢瀬。密会。秘密の共有。そもそもが各々の秘密を知り合う構成の話ではあっただけに、こういうカットが描かれたのは納得しかなかったというか。言葉にし難いんですが、思春期の少女たちとその関係性へ微かに光が当てられる感じ、舞台袖での細やかなやり取りの質感ってなんだかこう堪らないものがありますよね。それにこういうカットが積み重なることでより作中における "秘密" の度合いが高まりますし、ラストの音楽室でのシーンがより意味性を帯びるっていうのはやはりあるんだろうなと思います。 余談ですが、ここ十年規模で言えば個人的に一番印象に残っている同種のフットライトカットは『響け!ユーフォニアム』12話におけるワンシーンです。秘密の共有。「特別になりたい」という言葉尻の感情がこの場にこもっていく