私たちは、国際基督教大学(ICU)に関わる様々な市民です。学生、常勤・非常勤の教員や職員、卒業生、近所の住民、出入り業者など、様々な立場でICUに関わり、関心をもっています。このたび、ICUでのミスコン開催が予定されていると聞きおよび、大きな危機感を抱いています。 ICUにおいてミスコンが開催されてこなかったことが「旧き時代が築いたあらゆる壁」の一つであり、ミスコンを今開催することがICUに「新たな風を吹き込」むことだと、今回のミスコン企画を主催する団体は述べていますが、果たしてそうでしょうか。 2008年のミスコン企画の際のCGSとICU祭実行委員会の対話など、今までミスコンを開催してこなかったことは、ICUに関わる人たちのオープンな対話によって築かれてきた伝統でもあります。そして、様々な大学がミスコンを行っている中では、ミスコンを行わないことこそがICUの「伝統」でもあり、かつ「