メキシコ・グアダラハラ(Guadalajara)市内で、トラック3台の荷台から20人の死体が発見された現場の警戒に当たる兵士(2011年11月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/Hector Guerrero 【8月21日 AFP】メキシコ政府が20日に発表した統計で、同国国内での前年の殺人率が2005年と比べて3倍近くに急増していることが分かった。メキシコでは麻薬絡みの暴力事件が多発しているが、当局は殺人事件のうち何件が麻薬関連のものかは明らかにしていない。 メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)が発表した統計(暫定版)によれば、 殺害された人の数は2005年に9921人(人口10万人あたり9人)だったが、2011年は2万7199人(人口10万人あたり24人)に急増し、2010年(2万5757人)と比べて5.6%増加した。 INEGIの統計は麻薬事件と関連した殺人事件の件数は示してい