前回の連載では、スライドの比率を変更する方法を紹介した。ただし、この際に若干の不具合が生じることもある。今回は、スライドの比率を変更する際に注意すべきポイントについて解説する。合わせて、PowerPoint 2013とPowerPoint 2010における挙動の違いについても紹介しておこう。 PowerPoint 2010でスライドの比率を変更した場合 PowerPoint 2010でスライドの比率を変更した場合は、スライド全体がそのまま横方向(または縦方向)に拡大される仕組みになっている。このため、比率が4:3のスライドを16:9に変更すると、スライド全体が横方向に伸長されたような雰囲気になる。このとき最も問題となるのが「写真や図形まで横方向に伸長されてしまう」ことである。