去年9月の台風15号によって千葉県市原市のゴルフ練習場の鉄柱が倒壊した問題で、鉄柱を無償で撤去した業者が17日、市から表彰されました。 これを受けて市原市は17日、業者を市役所に招き、小出譲治市長が「台風15号で被災した地域の復旧・復興に際して多大な貢献をされた」と述べて藤村一人会長に表彰状を手渡しました。 表彰のあと藤村会長は「テレビで被害状況を見て、困った人を助けたいという思いから撤去を申し出た。被災した人が一日も早く元の生活に戻るれるよう願っています」と話していました。 また、小出市長は「行政としてどこまで介入していいのかはっきりしない状況の中、撤去を申し出てくれて本当に助かった」と話していました。 この問題でゴルフ練習場側は、土地を売却したうえ被害を受けた住民への補償に充てる考えを示していて、現在、補償額などについての協議が行われています。