これまでの10年、この先の10年。“Java”は考えるべき岐路に立たされている。そして日本のJavaコミュニティーとして誕生したJJUGには、Javaに固執しない技術コミュニティー形成という包括的な試みもある。 米Sun Microsystemsが主催するJavaOneのカンファレンス会場を眺めれば、ここ数年ブラジルや中国などのエンジニア進出が著しい。先進国には互換性を重んじる壁などが比較的少なく、ITへの取り組みは一挙に進む。いま、日本のソフトウェア産業には、“日本らしさ”がいっそう問われる情勢にある。それは、コミュニティーの場合にはどのように行動すればよいのだろうか。 日本のJavaコミュニティー発足へ 4月23日、都内で「日本Javaユーザーグループ」(JJUG)の結成総会と記念講演会が行われた。 「コミュニティーのコミュニティー」。そうJJUG代表である稚内星北学園の丸山不二夫学長