週間東洋経済2013/6/22号の特集「会社を変える会議」の冒頭で、次のようなエピソードが紹介されています。 ---(以下、引用)--- こんな話もある。ある中国企業は日系企業の役員が訪中するというのでその場で業務提携の契約書にサインするものだと思っていた。ところが「日本に持ち帰って役員会にかける」と言う。帰国して1週間経っても音さたがないので電話すると「役員会は来月」。翌月になって問い合わせると、「今月は議題が多くて役員会の俎上に載らなかった」。日本企業の意思決定の遅さに絶句したその中国企業は、日系以外の会社と業務提携することにした。 ---(以上、引用)--- こんな状況、「あるある」と思いがちではないでしょうか? 「だから意志決定の迅速化が必要なのだ。困ったものだ」と思われるかもしれません。 しかし物事は常にコインの裏表でもあります。 「これと似たような状況をある有名な本で読んだ記憶