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  • 自律的に化学実験するロボット科学者、研究の自動化に成功 8日間で約700回の実験、人間なら数カ月 | Chem-Station (ケムステ)

    ケムステニュース 自律的に化学実験するロボット科学者、研究の自動化に成功 8日間で約700回の実験、人間なら数カ月 2020/8/24 ケムステニュース, 化学, 化学一般, 化学合成, 海外ニュースより ロボット科学者, 光触媒 コメント: 0 投稿者: Zeolinite 英リバプール大学の研究チームが開発した 「A mobile robotic chemist」は、年中無休で化学実験を自律的に行う研究ロボットだ。人間だと数カ月かかるところを8日で完了し、研究の自動化を実証した。  (引用:7月15日 ITmedia) 実験の手間を省き、ミスを減らすために作業を自動化することは重要ですが、ラボスケールの有機合成実験において自動化が実現しているのは、GCやNMRなどのオートサンプラーによる自動測定や有機合成装置によるプログラミング運転など、部分的な作業がほとんどで、実験すべてを自動で行う

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    augsUK 2020/08/25
    なんともベイズっぽい改善グラフ。ラボで手を動かさずにアイデアだけ出せる人は滅多にいないと思うけどね。
  • ヤモリの足のはなし ~吸盤ではない~ | Chem-Station (ケムステ)

    ヤモリの足の概観 キモイですねー(画像出典はこちら) 以前から注目していた研究成果を展開致します Tshozoです。窓際は暑い季節になりました。 さて、ヤモリ。筆者の実家に戻ると、夜、光で明るい窓にペッタリひっつきながら昆虫類をべているのをよく目にします。今回は一つの窓で違う個体が3匹くらい居ました。 こんな感じでした 窓はガラスです。ツルツル。普通のイメージだと、吸盤かなんかで吸い付いて登ってることを想像するでしょうが、実は違います。ヤモリの足の表面には吸盤はありません。「毛」があるだけなのです。 ヤモリの足の先端部分の構造 こちらより筆者が改編して引用 → ● 上の写真のように「繊毛(Seta, 又はSetalと言うようです)」がワラワラと一杯生えており、吸盤らしき構造は全く見当たりません。さらに繊毛の先はもっと細かく、1um以下のサイズの箒が多数生えているようになっています。どうし

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    augsUK 2014/08/12
    表面積を増やしたファンデルワールス力では。ヤモリの足のすごいのは微小繊毛の生え方に方向性があって、ある方向には強く付着するけど別ベクトルの力で簡単に外れることかなと。だから高速に移動出来る。
  • 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件? | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 博士号とは何だったのか - 早稲田ディプロマミル事件? 2014/7/18 一般的な話題, 化学者のつぶやき 博士課程, 早稲田大学, 研究倫理 投稿者: GEN 私は今年の3月に学位(博士号)を取得し博士になりました。早稲田大学では剽窃だらけの論文でも学位が与えられることが明らかになり(学位取消に当たらず)、呆れと怒りでやりようのない気持ちとなっています。少し衝撃的なタイトルをつけましたが、早稲田大学の調査委員会が会見を聞いた瞬間にこれを思い、強く抗議したいと思い筆をとりました。化学の楽しさを広めるための場でこのようなことを書くのは悩みましたが、私自信の学位取得の際の体験を交えながら、今回の「事件」についてつぶやいてみたいと思います。 学位審査はどのような流れで行われるか 私が学位を取得した専攻ではホームページに学位の申請要件などがまとめてあります。 ■京化■ 京都大学・理

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    augsUK 2014/07/18
    早稲田にとって、序論は瑣末な問題で、博士号自体も査読論文があればフリーパスで取れる努力賞みたいなものと公式に発表して来たからな。こんな機関が大学を名乗ること自体おこがましい。
  • ナノチューブを引き裂け! ~物理的な意味で~ | Chem-Station (ケムステ)

    今回は化学的じゃないけど化学していそうな論文を紹介いたします(画像出典:ACS Nano Letters )。 Tshozoです。Ph.D.になりたかったです。 今回、C60の発見者の1人 Richard Smally教授(故人)の母校である、Rice Universiyの研究所から興味深い論文が出ておりましたので紹介致します。 タイトルは”Unzipping Carbon Nanotubes at High Impact.”(論文リンク → ●)。「カーボンナノチューブを衝撃(マッハ15)で引き裂いてやったぜ!」というものです。ACSのNano Letters誌に掲載された同論文、筆者が非常に好きな「力技」を有効に使っている点に非常に興味を惹かれました。相変わらず物理寄りですがご了承ください。 とりあえず背景から。 C60, CNTやグラフェンはナノカーボン材料と言われ、1990年あたり

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    augsUK 2014/07/09
    まあ無機化学でのすり鉢やミルボールみたいに結局物理で砕くのが一番ってことがないわけではないが。実験としてはとても楽しそうで、一方で実験後にサンプルが吹き飛ばないかが怖い。
  • 学生に化学論文の書き方をどうやって教えるか? | Chem-Station (ケムステ)

    筆者は大学で働いております。専門は化学の分野ですから、学生さんに卒業研究では化学的なテーマに取り組んでもらっています。化学を学生に教えるというのは楽しいのですが、いざ報告書や卒論を書かせる段になると毎年頭が痛くなっています。 日々スマホで友人とやりとりしているので、単文は思いつくのでしょうが、論理的な文章の構成というのは苦手としている学生が多いと思います。 それ以上に、”化学的な”文章というのを書いてもらうのがこれまた一苦労です。これは一体どうすればよいのでしょうか? 今回のポストは、Nature Chemistry誌からおなじみBryn Mawr CollegeのMichelle Francl教授によるthesisを基に、なんとかして学生に化学的な文章を書いてもらうためのヒントのようなものを紹介したいと思います。前回のはこちら The write stuff Francl, M. Nat

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    augsUK 2014/07/02
    テンプレートがいきすぎると確実に数字を当てはめて出すだけの学生が増加するので、日本語で書く卒論くらいテンプレなしの方がいいと思うが。おそらく、半数以上は自分の結果が理解できないからかけないのだと思う。
  • STAP細胞問題から見えた市民と科学者の乖離ー後編 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 STAP細胞問題から見えた市民と科学者の乖離ー後編 2014/3/22 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 投稿者: ペリプラノン 前回のポストでも指摘したように科学で最も重要視されるのは論文です。 学会発表は妙な内容でも可能で、物理学会では珍妙な自説を展開する怪しい人(?)たちのセッションが用意されてると聞いたことがあります。 書籍は自由になんでも創作することができますし、特許も新規性が重視され、科学的な正しさの裏付けは不十分なことがあります。 では学術論文はその他と何が違うのでしょうか?それは科学者たちが脈々と受け継いできた科学の正しさを担保する制度作りにありました。ここで学術論文がどのようにして世に出て、どうなっていくのかをあらためて解説したいと思います。論文の仕組みを理解していただくとSTAP細胞問題のどこが問題なのかがすんなりとおわかりいただけると思います。

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    augsUK 2014/03/23
    査読の負担を考えると性善説な社会にしなければならないピアレヴューというシステムであることは事実。だから今回のようなケースには懲罰的ともいえる処置が行われないとますます詐欺が跋扈することになる。
  • STAP細胞問題から見えた市民と科学者の乖離ー前編 | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 STAP細胞問題から見えた市民と科学者の乖離ー前編 2014/3/19 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 投稿者: ペリプラノン 世間をあっと言わせ、たちまち時の人に。 蓋を開けてみるとなんだかはっきりしないものだった。 科学と社会が抱える様々な問題が浮き彫りになったSTAP細胞フィーバーですが、今後の展開に目が離せません。その寸評は様々なサイトでなされているのでそちらに譲るとして、ここではともすると誤解されている科学とは何か、科学的とはどういうことか、科学における作法とはどういったものかなどについておさらいしておきたいと思います。 その上で改めてSTAP細胞論文のどこに問題があるのかを考えていただきたいと思います。 筆者も科学者の一員です。 科学者という人種は、まだ明らかになっていない自然界の摂理を探求すべく活動しています。よって、UFOは存在するかなど、どんなに突

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    augsUK 2014/03/20
    生物に限らないけど本当かよって論文は基本放置されるんだけど、それは論文本数として業績になるんだよねえ。だからこそ捏造だったりした時に一発退場にしておかないと騙したもの勝ちになってしまう。
  • 信じられない!驚愕の天然物たち | Chem-Station (ケムステ)

    天然っていうとなんか体に良さそうとかいうイメージありませんか?天然成分配合とか、天然酵母で作ったパンとか。 有機っていうとなんか環境に優しそうなイメージありませんか?有機栽培とか。 じゃあ天然有機化合物は環境に優しくて体にいい感じ? それほどでも無いですか。そうですか。失礼いたしました。 天然物化学に携わる研究者なら、研究のシーズを探すためにもユニークな化合物が発見されないかなあと日々気にしていることと思います。でもたまにちょっと信じがたいような化合物の発見に関する論文に出くわす事があります。今回のポストではいろんな意味で信じられない化合物を紹介したいと思います。 いわゆる天然物化学の世界では、まず微生物や植物などから化合物を分離、同定することから始まります。その後、生物活性や化学合成、生合成や作用機作の研究などへ発展していくことがほとんどです。全く新しい構造の化合物や、もの凄い生物活性を

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    augsUK 2014/02/20
    フッ素化合物がヤバすぎる。生体内でどう合成されてくるんだ?
  • 採用面接で 「今年の日本化学会では発表をしますか?」と聞けば | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 採用面接で 「今年の日化学会では発表をしますか?」と聞けば 2014/2/5 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 日常から 就活 投稿者: みねちゃん 今回は就活に関するつぶやきです。それも企業の面接担当の方へのお願いです。 お願いはひとつだけ。 企業の採用面接で 「今年の日化学会では発表をしますか?どんな発表ですか?」 という質問をしてみて頂けませんか? 現実の就職活動においては、修士課程1年生(M1)の学生は様々な情報、デマに流されます。 就職試験は実は10月から始まっているとか、どこどこの企業はエントリーシートをもう締め切ったとか、50社エントリーシートを出しても落ちるやつがいるとか、エントリー開始から1時間後にはもう締め切られるとか、もう誰それは内々定をもらったとか、当にさまざまな噂が出回ります。しかもそれらの情報の一部は真実です。 企業の人事の方のほとんどは大

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    augsUK 2014/02/05
    理系技術職の面接で研究内容をプレゼンさせない会社なんて大きいところであるの?学会についてもそこで触れるかと。/ソニーが物理学会、応用物理学会と一次面接日程を完全に被せてきたきたことを思い出した。
  • 和製マスコミの科学報道へ不平不満が絶えないのはなぜか | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 和製マスコミの科学報道へ不平不満が絶えないのはなぜか 2014/2/3 一般的な話題, 化学者のつぶやき STAP細胞, マスメディア, リスク管理, 広報, 情報, 捏造 投稿者: cosine (引用:ajw.asahi.com) 先日発表された歴史をひっくり返すほどの研究、STAP細胞のニュースは市井を大いに賑わせています。 開発者が学位取得わずか2年目の女性科学者だったこと、心に響く苦難話とサクセスストーリーなど異例づくめも手伝って、広く興味をひく話題だったようです。 筆者は専門外なので、科学的詳細の解説は別に譲りたいと思いますが、今回の騒動に絡むネット上の意見には、いろいろ気になる点が散見されました。 「マスメディアは科学の肝要や基礎を詳細に報道しない」 「科学と関係ない、キャラや見た目やプライバシーにフォーカスしすぎ」 「日人科学者の時しか大々的に取りあげないよ

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    augsUK 2014/02/03
    報道をやってる俺は偉いの意識がにじみ出ているような。完璧には報道できないということを論点にしたいらしいけど、研究者をアイドルのように扱う姿勢をいくら質を高めてもよい方向には行かないと思います。
  • 化学と権力の不健全なカンケイ | Chem-Station (ケムステ)

    今回は「権力」という言葉をキーにひとつ記事を書いてみたいと思います。 Tshozoです。年も宜しくお願い申し上げます。 【今回の記事は基的にフィクションです・こういうこともあり得るだろうなと思ってご覧ください】 新年を迎えて昨年を振り返ってみたのですが、あんまりイィコト無かったなぁと振り返るにつけ哲学などジコケイハツ系の書物にも目が向いてしまいがち。そんなわけで屋をうろついていたところ中、ある書物に書かれた文章が目につきました。 「あらゆる組織の中に権力関係は生じる」 これは、哲学者ミシェル・フーコーの書物に記載されていた文章です。あらゆる組織と書いてますから、会社やラボの中のボス・部下の関係も例外ではないわけです。 ミシェル・フーコー フランスの哲学者 (注:フーコーは同書物内で「権力」という言葉を一般に使われる場合と異なった意味で用いています 上記の文章は話のマクラとしてのみお考

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    augsUK 2014/01/27
    ボスが化学者サイドであるはずの大学で歪曲と捏造のハイブリッドをやらかすことが多いのはなぜでしょうね。/化学分野は物理・数学と比べて上司との関係が軍隊兵隊みたいなところが多いのが遠因になっているのでは。
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