第34回鮎川哲也賞は、2023年10月31日をもちまして受付を締め切らせていただきました。 応募総数は216編でした。今回も多数のご応募をいただき、誠にありがとうございました。 2024年4月2日、第34回鮎川哲也賞の最終選考会が、青崎有吾・東川篤哉・麻耶雄嵩の三選考委員によりおこなわれ、上記のとおり決定しました。 選考経過等の詳細は『紙魚の手帖 vol.19』に掲載予定です。 山口未桜(やまぐち みお) 1987年兵庫県生まれ。大阪府在住。神戸大学卒業。現在は医師。
SF > SF 創元SF文庫 判型:文庫判 ページ数:332ページ 初版:2022年4月8日 ISBN:978-4-488-78502-4 Cコード:C0193 文庫コード:SF-た-3-2 装画:あきづきりょう 装幀:東京創元社装幀室 映画監督を志す守凪了子(カミナギリヨーコ)は舞浜南高校に進学し、憧れの映研に入部した。仲間たちとともに、AIを駆使した長編映画を制作し、コンテストに応募するのだ。だが撮影を続けるなかで、あちこちで奇妙な齟齬を体験する。それはこの街自体に隠された〈世界のほころび〉だった。気鋭のハードSF作家が独自の着想で綴る、本格SFアニメーション『ゼーガペイン』の語られざるエピソード。書下しボーナストラック「ホロニックワールド・エンタングルメント」を収録。単行本版あとがき・文庫版あとがき=高島雄哉/解説=花澤香菜 1977年山口県宇部市生まれ。東京大学理学部物理学科卒、東
国内ミステリ > 連作短編集 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:300ページ 初版:2021年12月10日 ISBN:978-4-488-42222-6 Cコード:C0193 文庫コード:M-ま-3-2 装画:高杉千明 装幀:鈴木久美 ろう者の妊婦から医療通訳の依頼を受けた手話通訳士・荒井尚人。専門知識が必要で、しかも産婦人科であるために苦戦しながらも丁寧に対応したのだが、翌日、彼女からSOSが届き──。ろう者による緊急通報の困難を問題提起した表題作ほか、急死したろう者の素性を何森刑事と共に探る旅路を描く「静かな男」など、荒井が出合った四つの事件。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ第三弾。
国内ミステリ > 本格ミステリ 判型:四六判上製 ページ数:408ページ 初版:2022年1月7日 ISBN:978-4-488-02856-5 Cコード:C0093 装画:ゲレンデ 装幀:西村弘美 *第4位『2023本格ミステリ・ベスト10』国内篇 「犯人役を演じてもらいたい」と、世界有数のゲーム会社・メガロドンソフトから依頼を受け、VRミステリゲームのイベント監修を請け負った加茂冬馬。会場であるメガロドン荘に集ったのは『素人探偵』8名、その中には「幽世島(かくりよじま)」の事件に関わり現在はミステリ作家となった竜泉佑樹もいた……。だが、穏やかな幕開けを迎えるはずだったイベントは一転、探偵と人質になったその家族や恋人の命を賭けた殺戮ゲームへと変貌を遂げる。生き延びるには、VR空間と現実世界の両方で起きる殺人事件を解き明かすしかない──! 『時空旅行者の砂時計』『孤島の来訪者』に続く、 “
国内ミステリ > ミステリ 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:376ページ 初版:2021年8月31日 ISBN:978-4-488-43212-6 Cコード:C0193 文庫コード:M-し-7-2 写真:(c)caz-Luck 装幀:岩郷重力+k.k 第16回大藪春彦賞受賞作 カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息は、ある朝突然破られる──。彼らを襲った連続殺人の真相とは?激賞された連作『叫びと祈り』の著者が心を込めて描き上げた、鎮魂と再生の物語。第16回大藪春彦賞受賞作。
国内ミステリ > 本格ミステリ 国内ミステリ > アンソロジー 判型:四六判仮フランス装 ページ数:354ページ 初版:2021年2月26日 ISBN:978-4-488-02833-6 Cコード:C0093 装幀:クラフト・エヴィング商會[吉田篤弘・吉田浩美] 謎を愛し論理を貴ぶ読者の方々は、問題編の文章を読んで真相に辿り着いたでしょうか。事件を解決に導くために必要な手掛かりは、紙上の名探偵たち同様、皆様にも既に手渡されています。冷静な観察と論理的思考を駆使すれば犯人を、そして小説の向こう側にいる作者をも出し抜くことができるかもしれません。推理する愉しさに、どうぞ存分に浸ってください。六人の推理作家からの挑戦状は、たった一行──犯人は誰か? 豪華作家陣が贈る犯人当て小説アンソロジー。
2020年11月23日(月)、SF、ホラーからミステリまで幅広く活躍された作家の小林泰三氏(58歳)が大阪府内の病院で逝去されました。癌で闘病中でした。葬儀は近親者で営みました。代表作に『玩具修理者』『アリス殺し』などがあります。 小林氏は1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しデビュー(本名は筆名に同じ)。2011年刊の『天獄と地国』で、また16年『ウルトラマンF』でそれぞれ第43回、第48回星雲賞(日本長編部門)を受賞。また、13年刊の『アリス殺し』で2014年啓文堂書店文芸書大賞を受賞する。他に『海を見る人』『大きな森の小さな密室』『パラレルワールド』『人外サーカス』『未来からの脱出』などの著書があります。 2024年9月 (3) 2024年8月 (14) 2024年7月 (9) 2024年6月 (8) 2024年5月
国内ミステリ > 青春ミステリ 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:298ページ 初版:2020年11月20日 ISBN:978-4-488-43521-9 Cコード:C0193 文庫コード:M-あ-23-1 装画:前田ミック 装幀:西村弘美 いつもより遅めの通勤途中、僕は駅のホームで偶然、高校の同級生・二和美咲の姿を目撃した。他人の空似ではなく、十八歳のままの彼女を──。誰も不思議に感じないようだが、彼女に恋していた僕だけが違和感を拭えない。彼女が十八歳に留まる原因は最初の高校三年生の日々にある? 僕は友人や恩師を訪ね、調べ始めた。注目の俊英が贈る、ファンタスティックな追憶のミステリ。解説=若林踏
国内ミステリ > 鮎川哲也賞 国内ミステリ > 本格ミステリ 判型:四六判上製 ページ数:246ページ 初版:2020年10月9日 ISBN:978-4-488-02565-6 Cコード:C0093 装画:有村佳奈 装幀:大岡喜直(next door design) 高齢者介護施設・あずき荘で働く、新米女性介護士のメイこと明治瑞希(めいじ みずき)はある日、利用者の撲殺死体を発見する。逃走する犯人と思しき人物を目撃したのは五人。しかし、犯人の服の色についての証言は「赤」「緑」「白」「黒」「青」と、なぜかバラバラの五通りだった! ありえない証言に加え、見つからない凶器の謎もあり、捜査は難航する。そんな中、メイの同僚・ハルが片思いしている青年が、最有力容疑者として浮上したことが判明。メイはハルに泣きつかれ、ミステリ好きの素人探偵として、彼の無実を証明しようと奮闘するが……。 不可能犯罪の真相は
2020年3月31日、第30回鮎川哲也賞の最終選考会が、加納朋子・辻真先・東川篤哉の三選考委員によりおこなわれ、上記のとおり決定しました。 【受賞作】 千田理緒「誤認五色」 【優秀賞】 弥生小夜子「風よ僕らの前髪を」 今回の鮎川哲也賞には2019年10月31日の締め切りまでに158作品の応募があり、12月20日に行われた1次選考の結果、16作品が通過しました。また、1月28日に行われた2次選考の結果、次の6作品を最終候補作と決定いたしました。 黒澤主計「ビター・スウィート・リリパット」 本能寺かぼちゃ「今から密室殺人が5つ起きる。しかも著作累計5000万部のミステリー作家が建てた、この雪に閉ざされた館でだ」 松城明「殺人機械が多すぎる」 岡本好貴「名探偵の軌跡」 弥生小夜子「風よ僕らの前髪を」 千田理緒「誤認五色」 鮎川哲也賞の詳細については、以下のページをご覧ください。 https://
国内ミステリ > 本格ミステリ 国内ミステリ > 鮎川哲也賞 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:382ページ 初版:2019年6月28日 ISBN:978-4-488-40621-9 Cコード:C0193 文庫コード:M-い-11-1 装画:影山徹 装幀:鈴木久美 ●綾辻行人氏推薦──「『そして誰もいなくなった』への挑戦であると同時に『十角館の殺人』への挑戦でもあるという。読んでみて、この手があったか、と唸った。目が離せない才能だと思う。 」 特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死。さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が……。第26回鮎川哲
国内ミステリ > ミステリ 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:316ページ 初版:2018年4月13日 ISBN:978-4-488-48911-3 Cコード:C0193 文庫コード:M-こ-8-1 装画:山口つばさ 装幀:関善之 for VOLARE inc. とある地方都市でSNSコミュニティ、『現代詩人卵の会』のオフ会が開かれた。九人の参加者は別れ際に、今後も創作を続け、十年後に再会する約束を交わした。しかし当日集まったのは五人で、残りが自殺などの不審死を遂げていた。生きることと詩作の両立に悩む僕は、彼らの死にまつわる謎を探り始める。創作に取り憑かれた人々の生きた軌跡を辿り、孤独な探偵が見た光景とは? 著者あとがき=紅玉いづき/解説=宇田川拓也 【2025年12月までの期間限定カバーです】 【ネット書店では期間限定カバーがつかない場合がございます】
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