9月に開幕するラグビー、ニュージーランドW杯の日本代表スコッド(候補)に入っているSO山中亮平(22)=神戸製鋼=が4月の宮崎合宿中に抜き打ちで行われたドーピング(禁止薬物使用)検査で陽性反応が出ていたことが11日、わかった。 複数の関係者によると、山中が使用した育毛剤のなかに、禁止薬物の成分が含まれていたようで、A検体で反応を示したとされる。日本アンチドーピング機構(JADA)にB検体の再検査を依頼し、結果を待っているという。再び陽性反応が出た場合は、国際ラグビーボード(IRB)から裁定が下されるとみられ、再検査の結果は来月以降になる見通し。 育毛、養毛剤の使用でドーピングと認定されたケースは過去にも例があり、注意が必要とされている。 山中は宮崎合宿後に行われた4、5月のアジア5カ国対抗の日本代表30人に選出され、香港遠征に帯同。だが、検査結果を受け、5月1日に帰国していた。 現状のまま