仙台に「東北共益基金」設立 第1号「雄勝硯」を支援 災害支援専門の民間団体、公益社団法人シビックフォース(東京)は12日、東日本大震災の被災地の産業復興を支援する「一般財団法人東北共益基金」を仙台市に設立したと発表した。企業などから寄付を募り、5億円規模の基金とする予定。支援第1号として、宮城県石巻市の雄勝硯(すずり)生産販売協同組合に投資することも公表した。 基金は被災地の新たな産業創出を目指す事業者などを対象に、1件当たり最大3000万円をめどに投資したり私募債を引き受けたりする。目標とする基金総額5億円のうち、シビックフォースが2億円を拠出し、残りは寄付を募る。 さらに事業成功などで回収できる資金を3億円程度と想定。この資金を基に5年後には被災地支援に取り組むNPOなどに助成金を交付し、最初の原資を2度にわたり活用する。 支援第1号となる雄勝硯生産販売協同組合は、津波で組合員が