鹿児島県阿久根市役所が1日から新聞購読を打ち切った。市によると、竹原信一市長の指示。市長は「歪曲(わいきょく)報道をする新聞を取る必要はない」などと説明しているという。 購読を中止したのは、朝日新聞など全国紙と地元紙の計6紙11部。これまで市役所1階のロビーホールや市民会館、教育委員会、支所などに置かれ、市民や職員が閲覧していた。1日朝にはロビーに置かれていた新聞台も撤去されていた。議会事務局は購読を継続する。 竹原市長はマスコミが傍聴席にいることを理由に3月議会本会議をボイコット。1月には市庁舎内での撮影を原則禁止すると県内の報道機関に文書で通知するなど、マスコミに批判的な言動を繰り返している。