全国のデパートの先月、5月の外国人旅行者向けの売り上げは去年の同じ月を16%余り下回って、2か月連続の減少となり、デパートの売り上げを支えてきた爆買いの減速が続いています。 また、買い物をした客の数はおよそ23万人と、去年の同じ月に比べて12.7%増えた一方、1人当たりの買い物額はおよそ5万7000円で、26%の大幅な減少になりました。 日本百貨店協会では中国経済の減速や円高の影響に加えて、中国政府が海外で購入した商品を国内に持ち帰る際の課税を引き上げたことが影響しているとしています。 これまでデパートの売り上げは爆買いということばに象徴される、中国人を中心にした外国人旅行者の旺盛な消費に支えられてきましたが、減速が続いています。 日本百貨店協会の近内哲也専務理事は「日本を訪れたことのあるリピーターが増え、外国人旅行者の関心が買い物から観光などに移っている。さらに幅広い所得層の人たちが日本