世界遺産にも登録されているエジプトの古代神殿で、朝日が神殿の奥の神像を照らし出す神秘的な現象が見られ、テロを警戒して厳重な警備がしかれるなか、大勢の観光客が集まりました。 エジプト南部にある「アブ・シンベル神殿」では22日、日の出の太陽が神殿の一番奥にある神像を照らし出す1年に2日だけの特別な日を迎えました。 未明から大勢の観光客が集まるなか、午前6時すぎに夜が明けると、入り口から差し込んだ朝日が、この神殿を建てたとされるエジプト古代の王ラムセス2世の像など3体の神像を徐々に浮かび上がらせました。 集まった1000人以上の観光客は、順番に神像の前に立ち神秘的な瞬間を楽しんでいました。 エジプトでは今月16日に、東部のシナイ半島で韓国人の観光客が乗ったバスが爆破される爆弾テロ事件があり、暫定政府に反発するイスラム過激派組織が今後も観光産業などを標的にすると警告する声明を出しています。 このた