(CNN) 世界の海上交通の要衝、エジプトのスエズ運河で大型のコンテナ船が座礁して運河をふさぎ、船舶が通行できなくなっている問題で、運河当局はコンテナ船を離礁させるのに最大で2万立方メートルの砂を除去する必要があると明らかにした。 当該の船舶はパナマ船籍の大型コンテナ船「エバーギブン」(全長400メートル、幅59メートル、22万4000トン)で、現地時間の23日午前7時40分ごろ、地中海へ向けて運河を北上する途中、強風と砂嵐のために視界が悪化して座礁した。オランダのロッテルダムへ向かう途中だったという。 現場ではエバーギブンの離礁に向けた懸命な作業が行われている。浚渫(しゅんせつ)船2隻とタグボート9隻を使用しているほか、河岸では掘削機4台が稼働している。 運河当局が25日に発表したところによると、これらの浚渫船は1万5000~2万立方メートルの泥や砂を除去し、12~16メートルの深さを確