元自衛隊員らでつくる熊本県郷友会と県隊友会、熊本偕行会が10日、熊本市中央区の県護国神社・英霊顕彰会館で、さきの大戦の南京攻略戦における「郷土の誇り熊本第6師団の名誉を回復する集い」を開く。 熊本に拠点があった旧陸軍第6師団は、昭和12年の南京攻略戦に加わった。師団長の谷寿夫中将は戦後、「南京事件」の現地責任者として銃殺刑に処せられた。 集いは午後2時〜3時半に開催され、元防衛大教授の中垣秀夫氏が「『南京大虐殺』の虚構を徹底検証」のテーマで講演する。中垣氏は「『南京大虐殺』だけでなく、ある事件がなかったことの証明は『悪魔の証明』といわれるほど難しい。しかし、当時の現場証言を積み上げることは事件の全体像をイメージするのに有効だ。集いでは攻略戦参加者や南京在留者の証言や軍事郵便などを紹介し、南京事件の実相を参加者と一緒に考えたい」と述べた。