師走のあわただしい時期に浮世離れしたトピックにお付き合いいただき、ありがとうございます。 私の質問は標記の通りです。 私はどちらかというと自然科学系の勉強をして、同じ系統の職業についています。学生時代には人並みに文学作品を読み、その楽しさも理解できるつもりですが、「文学研究」となると、その意義がよくわかりません。 「作家Aから作家Bにあてた書簡が発見された。これは作品aの成立の過程を理解するうえで貴重な資料である」 などといった新聞記事を見かけることがありますが、こういった文学研究は最終的に何を目指しているんでしょうか? 個々の文学作品の成立の過程を解明することで、名作に共通する創作上の普遍的な動機を解明するため…なんてことではないですよね。 このサイトには、文学好きの方や文学部で学ばれた方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いますが、文学研究の目的や意義を教えていただけないでしょうか。
今、若者にウケる「蟹工船」 貧困に負けぬ強さが魅力? 2008年05月13日 作家小林多喜二の代表作「蟹工船」の売れ行きが好調だ。若い世代を中心に人気を呼び、コーナーを特設する書店も相次ぐ。凍える洋上で過酷なカニ漁や加工作業を強いられる男たちが、暴力的な監督に団結して立ち向かう昭和初期のプロレタリア文学。いまなぜ読まれるのか。 ずらりと並んだ「蟹工船」=東京都千代田区の丸善丸の内本店、東川哲也撮影 東京都中野区の山口さなえさん(26)は昨年夏、「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」で始まる「蟹工船」を書店で見つけて読んでみた。「小説の労働者は、一緒に共通の敵に立ち向かえてうらやましい」と感じたという。 04年に大学を卒業したが就職難。1年後に正社員の経理職を見つけ、残業代ゼロで忙しい日には15時間働いた。だが、上司に命じられた伝票の改ざんを拒むと即日解雇され、10カ月で追い出された。 「会社の
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