2010年11月21日00:06 カテゴリ小説 ブラックロッド 死ぬことで自分という存在は確定する ブラックロッドは笑わない。 ブラックロッドは、笑わないのだ。 積層都市<ケイオス・ヘキサ>の治安を守る感情を抑制された公安局の黒杖特捜官(ブラックロッド)は、降魔局の妖術技官(ウィッチクラフト・オフィサー)ヴァージニア・ナインと共に、都市を奈落落ち(フォールダウン)させたテロリスト、ゼン・ランドーを追う。 一方、探偵のビリー・龍はマグナス社から失踪者捜索の依頼を受ける。 失踪者の遺体を発見したビリーは依頼者を殺し、関わっていたプロジェクトを探り出す。彼は元吸血鬼殲滅部隊(ブラッドジャケット)の英雄アーヴィング・ナイトウォーカーであったが、吸血鬼化していた。 そこで吸血鬼仲間のサイモン・レクターと再会。彼の神を作り出すという研究を知る。 その神の母体こそ怪物ランドー。 ランドーの能力とアレフな