また蒸し返すのかよ、と言われるかもしれないけれども、『世界』2011年11月号の神保太郎「メディア批評」でこの鉢呂発言をめぐる報道を取り上げて検証しており、出来事を時系列で整理してくれていたので、その部分を紹介したい。 9月8日から10日まで。 8日、鉢呂大臣、福島視察より帰京。議員宿舎前で記者団と懇談。(この際、「放射能」と言いながらを記者にすりつけるような動作をしたとされている) 9日 午前、記者会見で「死の町」発言。(記者会見では記者からは何の反応もなし) 正午、NHKニュース、鉢呂会見から夏の節電効果とこの冬の対応について述べた部分だけを伝える。(「死の町」発言、「放射能」言動には触れず) 午後二時前、自民党の大島副総裁「希望を被災者の皆さんから奪うような発言をすること自体、大臣として失格に値する」と鉢呂大臣を批判。 午後四時、鉢呂大臣緊急記者会見、発言を訂正し謝罪。 午後五時五十