Oded Tzur/Isabelaを聴いた。Oded Tzurは、元々アカデミックに学ぶほどのクラシック畑でありながら、インド音楽に目覚め、インドにまで留学したという。インド音楽には、ラーガというモードであり、音楽的哲学のミームのようなものがあり、彼の琴線に触れたということだろう。 本アルバムは、ラーガをベースにしたOded Tzurのサックスがジャズとインド音楽の間を、さながらラーガのようにたゆたいながら進んでいく。珠玉ぞろいだが、その中でも特筆すべきは、最後を飾る「Love Song for the Rainy Season」だ。冒頭は、ラーガを用いたキャッチ―なフレーズをOded Tzurが提示し、ピアノ、ベース、ドラムの各メンバーが呼応する形で展開する。冒頭の提示の段階でラーガはミームであるように、聴いた自分が衝撃を受けたように、他のメンバーも自身の音楽感を相当揺さぶられたようだ。
シリーズ累計920万部超の大人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」(原作:石塚真一)が、2013年の連載開始から10年の時を経て遂にアニメーション映画化され2023年2月17日から大ヒット上映中だ。 “音が聞こえてくる漫画”として数々の口コミと共に高く評価されてきた「BLUE GIANT」だが、今回音楽を担当したのは世界的ピアニストの上原ひろみ。今回、主人公・宮本大たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル曲だけでなく、劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めている。また、映画と同日に発売されたサウンドトラックは、日本のiTunes Storeで総合アルバム・ランキング1位、オリコンデイリーアルバムランキングで2位を獲得している。 「最大の音量、最高の音質で、本物のジャズを届けたい」というスタッフの情熱が込められた映画『BLUE GIANT』。劇中に登場するジャ
2,300円(税込2,530円) 定価 2,300円(税込2,530円) 在庫状況 在庫 1 枚 売切れ間近! ★BSMF-5114 セバスチャン・ガーラー/トゥー・ムーンズ 4546266219252 ドイツを代表するピアニスト、セバスチャン・ガーラーの最新作は、ヨーロッパでも高い評価を受ける村上春樹の小説にインスパイアされたモダン・ジャズ・アルバム。『1Q84』に登場する「Two Moons(2つの月)」や「Aomame(青豆)」、「Tengo(天吾)」、他にも『海辺のカフカ』、『ノルウェーの森』のキャラクターに命を吹き込む。ベースのマティアス・アケオ・ノワク、ドラムのラルフ・ゲスラー、そしてサックスのデニス・ガブエル、トランペットのライアン・カルニオーなどドイツ最高のミュージシャンが集結。 1. Kafka Tamura 2. Girlfriend with Magical Ears
2023.6.7 on sale RBW-0027 ¥3,000税込(¥2,727+tax) 発売元:ReBorn Wood INC 販売元:株式会社ウルトラ・ヴァイ …
ペトロス・クランパニス新作はピアノトリオで魅せる地中海JAZZ 2019-10-19 2020-02-15 Euro Jazz, Jazz, Music 2019, ギリシャ, ジャズ, ベース, ヨーロッパ Love0ギリシャ出身の注目のベーシスト、ペトロス・クランパニス(Petros Klampanis)の新作『Irrationalities』は地中海の香り漂うピアノトリオ作品。タイトルの意味は“不合理”だ。 まずはアルバムのハイライトとなる、ペトロス・クランパニスらしくおそろしく複雑だがおそろしく美しい(4)「Irrationality」がとにかく凄まじい。 アルバムタイトルの持つコンセプトを表現したこの1曲はYouTubeにMV(ミュージック・ヴィデオ)も公開されている。 (4)「Irrationality」のMV。 ペトロス・クランパニスのヴォイスから始まる珍しいトラック。 「不
魂震わす低音、現代JAZZ屈指のベーシスト、ペトロス・クランパニス新譜 2021-03-01 2021-10-01 Jazz, Music 2021, ギリシャ, ジャズ, ベース, ヨーロッパ, ヨーロッパジャズ Love0魂を揺さぶる低音、ペトロス・クランパニスのソロ新譜ペトロス・クランパニス(Petros Klampanis)は間違いなく現代屈指のベーシストだ。高く評価された最初のラージアンサンブル作品『Chroma』をリリースした年でもある2017年、彼は“ルーフトップ・ストーリーズ(屋上の物語)”と呼ばれる一連のプロジェクトを開始した。これは公演で訪れた世界の都市の建物の屋上で、その土地に因んだ楽曲(オリジナルもあればカヴァーもある)をソロで演奏するというもので、彼が愛する音楽と旅行の最大の産物でもある。 その映像はYouTubeやFacebookにアップされ、卓越したベースの演
Avishai Cohen (Hebrew: אבישי כהן; born April 20, 1970) is an Israeli jazz double bassist, composer, singer, and arranger. Avishai was born in Kabri, a kibbutz in northern Israel.[1] He has Sephardic, Greek-Jewish and Polish-Jewish ancestry. [2] He grew up in a musical family at Motza and Beit Zayit near Jerusalem until the age of six, when his family moved to nearby Shoeva. He began playing the pi
イスラエル出身のサクソフォニスト、オデット・ツールのグループによる、エルヴィス・プレスリーの〝好きにならすにいられない〟。 www.youtube.com 彼の、ECM からは初となるリーダー・アルバムより。 Here Be Dragons アーティスト:Oded Tzur 発売日: 2020/02/14 メディア: CD アルバムのタイトル・トラック。 抑制の効いた演奏が〝next to silence〟な感じです。 そして、徐々に徐々に、時間をかけて盛り上がっていくのがエモいなぁ……。 www.youtube.com イマドキの俊英っぽく(?)、モーツァルトもバッチリ決めます。 www.youtube.com こういう演奏って、パーッと発散するようなエネルギッシュなプレイよりも、実はかなりカロリーの消費量が多いのでは、と思ったりもします。疲れそうです。 だけど、リスナーとしては、熱帯夜
ベスト・ブルーノート・サンプリング20曲:ヒップホップを築いたトラック ブルーノート・ガイド:最初に聞くべき必聴アルバム10選 ロバート・グラスパーがR+R=NOWデビュー作を語る 若きブルーノート・オールスターズの『Point Of View』 ロバート・グラスパーからキャンディス・スプリングス、グレゴリー・ポーターからゴーゴー・ペンギンまで、多くのアーティストたちのおかげで、今年設立80年を迎えた今もブルーノートは時代に即したレーベルであり続けている。 創立80周年を迎えるということは事実ながら、ブルーノート・レコードは単に過去の実績だけで定義されるべきレコード・レーベルではない。無論、その歴史と過去のカタログはジャズ界における奇跡とも呼べるものだが、ジャズという音楽の今日性を維持する上で、先進的なリスナーたちは昔からブルーノートのアーティストたちを頼みにしてきている。 1939年、ド
鬼才サックス奏者オデッド・ツール、美しく幽玄なECMデビュー作『Here Be Dragons』 2020-02-15 2020-03-25 Israeli Jazz, Jazz, Music 2020, イスラエル, イスラエルジャズ, サックス, ジャズ, ピアノトリオ Love1静謐で神秘的な極上のジャズ、オデッド・ツールECMデビュー盤イスラエル出身のサックス奏者、オデッド・ツール(Oded Tzur)が名門ジャズレーベルECMから『Here Be Dragons』をリリースした。 オデッド・ツール(Oded Tzur)は1984年、イスラエルのテル・アヴィヴ生まれでニューヨークを中心に活動するテナーサックス奏者。即興音楽を追求するうちにインド古典音楽に辿り着き、バンスリ(バンブーフルート)と呼ばれる伝統的な横笛の巨匠ハリプラサドゥ・チャウラシア(Hariprasad Chaura
ロン・カーター(2008年) ロン・カーター(Ron Carter、1937年5月4日 - )は、アメリカ合衆国出身の黒人ジャズ・ベース奏者、作曲家、元ニューヨーク市立大学シティカレッジ教授である。 長身であり、身長は193cm(6フィート3インチ)。 1937年、アメリカ合衆国ミシガン州生まれ。1959年、イーストマン音楽学校卒。1961年、マンハッタン音楽学校修士課程修了。2004年、バークリー音楽大学より名誉博士号を授与される。ニューヨーク市マンハッタン区ハーレムにあるニューヨーク市立大学シティカレッジ音楽学部にて、20年以上教壇に立つ。 バッハなどに傾倒し、初めはチェロを習い、後にコントラバスへと転向した。ロン・カーターは、弓を使用したベース演奏もできたため、クラシックのコントラバス奏者を目指して1日8時間に及ぶ猛練習をするも、人種差別の壁があり白人オーケストラへの入団は拒否された
2015年にリリースしたデビュー作『ライク・ア・グレート・リヴァー』で一躍脚光を浴びたイスラエル出身のサックス奏者、オデッド・ツール(Oded Tzur)が、2ndアルバム『トランスレイターズ・ノート』(MZCE-1346 2,400円 + 税)を3月22日(水)にリリース。共演は前作に引き続き、現代ジャズを牽引する盟友ピアニスト、シャイ・マエストロ、さまざまなセッションで活躍するドラマーのジヴ・ラヴィッツ、ギリシャ出身のベーシスト、ペトロス・クランパニス。 さまざまな音楽を学び、即興音楽を追求し、やがてインド古典音楽へと傾向したツールは、インドでもっとも有名なフルート奏者のひとり、ハリプラサ・チャオルシヤに師事。長い時間をかけて修行したのち、ヨーロッパ各国の音楽学校でレクチャーを行なうなど、インド音楽の指導者として活躍。2011年に渡米し、2012年、ニューヨークでオデッド・ツール・カル
"テイク・ファイヴ"はポール・デスモンドが作曲し、デイヴ・ブルーベック・カルテットの1959年のアルバム『タイム・アウト(英語版)』に収録されたジャズ曲である。曲名の由来にもなった、珍しい5/4拍子の使用で有名である[1]。 解説[編集] ニューヨーク市にあるコロムビアの30丁目スタジオ(CBS 30th Street Studio)で、1959年6月25日、7月1日、8月18日に録音され[2]この曲はグループの最も有名なレコードになった。独特で覚えやすいサキソフォンのメロディと創造的で力強いドラムソロで有名である[1]。この曲の初演は、1959年、デイブ・ブルーベック・カルテットがニューヨーク市のヴィレッジ・ゲイトナイトクラブ(英語版)でライブ演奏したときである。Eフラットマイナーのキーで演奏され、Eフラットマイナーブルースのリックと、Eフラットマイナー・Bフラットマイナーの2コードによ
「いーぐる」は、今では珍しくなったジャズ喫茶です。 開店から夕方6時までは、じっくりとジャズを楽しんでいただくため、店内ではお静かにお聴きくださるようお願いいたしております。 そして、6時以降はジャズファンのみなさま、そして、ジャズに関心をお持ちの多くの方々が気軽にジャズを楽しめるよう、ビール、ウィスキー、ワインなどを飲みつつ 、楽しく語り合えるジャズバーに変身いたします。 おつまみ類も、各種パスタはじめ、自家製チリビーンズやキッシュ、生ハムなど、各種取り揃えております。 「いーぐる」は音楽ファンのための情報発信を心がけ、週末には、音楽界のさまざまな方を講師にお招きした『いーぐる連続講演』を行っております。また、こうしたイヴェント情報は、【いーぐる後藤のジャズ日記】の「いーぐる連続講演」をご参照ください。 また、店主の書いたさまざまなジャズ関連書籍をはじめ、店内には多数のジャズに関する書籍
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く