『三体II 黒暗森林』(さんたい に こくあんしんりん、簡体字中国語: 三体II:黑暗森林)は、劉慈欣による小説である。中国のSF、地球往事三部作(中国語版)の第二弾であり、2008年5月に重慶出版社より出版された。プロローグと3つの章(面壁者・呪文・黒暗森林)より構成される。 2020年には早川書房より日本語版が出版された。 地球三体組織(Earth Three-body Organization, ETO)の精神的首領である葉(よう)文潔(ぶんけつ)は、ETO成員として逮捕される前に、娘の高校時代の同窓だった羅(ら)輯(しゅう)と会った。そして葉文潔は羅輯に宇宙社会学————つまりもし宇宙に数知れない文明があるとしたら、その文明たちにどんな社会が成立つか——を研究しないかと勧めた。その後、彼女は羅輯に宇宙社会学の二つの公理を授けた。 文明は生き残ることを最優先とする。 文明は成長し拡大