糖質過剰摂取では高血糖になり、それにより終末糖化産物(AGEs)ができて蓄積してしまいます。このAGEsが様々な疾患の原因となったり、老化や組織の機能不全の原因になります。 糖化を薬で抑制することは今のところできないでしょう。そうするとこのAGEsを除去するメカニズムが重要と思われますが、十分には解明されていません。 AGEsはできてしまうとなかなか除去できないと言われています。AGEsが形成されると、タンパク質から結合された糖または糖誘導体を特異的に除去する特別な酵素はありません。しかし、体の中にはそれを除去するメカニズムとして、ユビキチン-プロテアソームシステム(UPS)というものとオートファジーの2つの経路が考えられています。これらの分解経路の機能は加齢とともに低下してしまうようです。 今回の研究はネズミさんのものですが、人間にも当てはまると思われます。p62と呼ばれるパックマン(懐