6月に「大名倒産」という映画が全国公開される。この映画の脚本(共同脚本)の一人は、私の大学時代の知り合い、稲葉一広さんである。 ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語~」(note)に登場する人物である。 そう。國學院大學落語研究会で、私の一年先輩だった万年堂まん丸さん(花廼家団五楼)である。 私の所属した東海大学落語研究部が文化祭に突入する時行われる「山手一周徒歩で歩く」というイベントに、他大ながら参加(通常、國學院は新宿の出発を見送るだけなのだが…)。うちの部員が持参したオモチャの刀をうばいとり。街の自販機や電柱を斬りまくっていた先輩である。その想像力は凄く、電柱に向かって「また、つまらないものを斬ってしまった!」と、五右衛門みたいなことを言いながら、映画に登場した剣豪の切り方を使い分けて闘っていた。立ち回りのモノマネという珍ジャンルと何かが憑依したような動きが笑