大地震が起きた際の避難所などでも衛生的な水洗トイレを利用できるよう、通常に比べて5分の1程度の少ない水で流せるトイレが開発され、メーカーが震度7を観測した地震からまもなく3年となる熊本市で説明会を開きました。 このトイレは大手住宅設備メーカーの「LIXIL」が開発し、災害への備えを考えるきっかけにしてもらおうと、熊本市内で説明会を開きました。 それによりますと、通常のトイレは5リットルもの水を使って配管に流しますが、新たなトイレは便器と配管との間にバネの力で開閉するふたがあり、水は1リットルあれば十分だということです。 また、ふたによって配管からの臭いも防げるほか、構造が簡単になったことで、手入れも容易で衛生的だということです。 水の量については平常時は5リットルに設定し、災害時に1リットルと切り替えることも可能だということで、メーカーは避難所になる公共施設などでの設置を勧めています。 L