木材には導管という組織があります。主に水分を通す役割を担っています。伐倒されて製材された板になってからも導管の存在は様々な事に影響しています。今日はその導管について書いていきます。 〇導管の大きさは樹種によって違う。 導管の大きさは樹種によって違います。特に太さに違いがあります。導管の太さは見た目にも影響してきます。導管が太い木材は、木目がハッキリと出る傾向にあります。逆に導管が細い木材の木目は曖昧でぼんやりしています。ソリウッドで扱っている材種で導管が比較的太いのが、ナラ・タモ・ニレ・ケヤキ・センといった木です。明るめの茶褐色をしている木がおおいですね。導管の細い樹種は、カエデ・トチ・カバなどです。白っぽい色をしている木が多いです。ウォールナットやチェリーの導管の太さは中ぐらいのレベルです。タモ・ナラに比べると細いけれども、カエデと比べると太いということになります。 導管の太さに関連して