仏パリ19区の警察署前で行われた抗議デモで、警察に向けて投げられる花火(2017年3月28日撮影)。(c)AFP/GEOFFROY VAN DER HASSELT 【3月29日 AFP】フランスの首都パリ(Paris)で中国人男性(56)が警官に射殺され、これに抗議するアジア人のコミュニティーのデモが一部暴徒化して35人が拘束されたことを受け、中国政府は28日、フランス政府に対して苦情を申し立て、中国人の保護を求めたことを明らかにした。 パリ北東部にある警察署の前では同日、前日に続き抗議デモが行われ、何百人ものアジア人のコミュニティーのメンバーや人種差別に反対するグループの支援者らが参加した。デモの参加者の大半は中国人で、「人殺しの警察」「不当」などと声を上げ、横断幕を掲げたり、道路にろうそくや花束を置いたりする姿も見られた。 警察当局によると、前日にはデモ隊との衝突で警官3人が軽傷を負い