FIA声明全文： FIA FOM F1戦略グループ会議 : F1通信
F1戦略グループは14日、ビギンヒルで会議を行い、F1が直面する課題に関する意見を交換した。同グループの固定メンバー以外に、エンジンメーカーの代表者も出席した。 戦略グループのメンバーは、ショーの改善を目的としたいくつかのテコ入れについて議論した。最初の一連の対策について投票が行われた。 2016年 ・ 各チームがレース週末で使用できるタイヤ・コンパウンドを（4種類から）2種類を自由に選ぶことができる。 2017年 ・ 速いマシン： 空力学的規約の進化、幅の広いタイヤ、マシンの軽量化によって、ラップタイムを5〜6秒短縮する。 ・ 給油の再開（最大レース燃料搭載量は維持） ・ エンジン回転数の引き上げとノイズの増加 ・ 攻撃的な外見 その他の対策も議論されたが、実施までにさらなる研究が必要である。 ・ レース週末方式の包括的なアイデア ・ 外部支援なしにドライバーによってのみスタートする方法
マクラーレン・ホンダ、カラーリング変更か： F1スペインGP : F1通信
バルセロナ前に発表か マクラーレンはMP4-30のカラーリングを変更するようだ。 マクラーレンに近い情報筋によると、チームはスペインGPにカラーリングを変更するという。 2015年カラーリングが初めて披露されたとき、前年度と似ていたため話題になったが、ロン・デニスは、2月のへレス・テストで、カラーリングはメルセデスではなくマクラーレンの伝統を反映していると主張した。 新バージョンのカラーリングはクロムやシルバーではなく「グレーの色合い」と表現できるようだ。 デニスは「蛍光レッドは我々のカラーだ。他の色よりも長い伝統がある」と述べた。 彼は、商業的理由があればカラーリングを変更すると述べたが、どこかの段階で変更するだろうと付け加えた。彼は、マクラーレン・グループ内で議論があったことを認めた。 チーム内の議論 ロン・デニスは当時「（社内でも）同じ議論があった」と述べた。 「『どうしてオレンジに
ホンダの革新的F1パワーユニット設計 3 : F1通信
Honda's radical power unit design: The importance of being compact 上左からホンダRA615H、メルセデスPU106Bハイブリット、下左からルノー・エネルギーF1-2015、フェラーリ059/4 コンパクト化の重要性 上図に示すように、ホンダのV6エンジン設置は、メルセデスのエンジン設置にかなり近いが、いくつかの違いがある。 第一に、RA615Hの軸流式コンプレッサーのおかげで、遠心ローターを利用するPU106Bハイブリッドより全体的パッケージがタイトになっている。その結果、ホンダのパワーユニットは非常に独特な配管を必要とする。もうひとつの違いは、電動発電機が狭いスペース（軸流式コンプレッサーに沿ったエンジンのV字内）に設置されているので、MGU-Hの冷却要求である。排気からエネルギーを回収するために、ホンダはログマニホール
ホンダの革新的F1パワーユニット設計 2 : F1通信
Honda's radical power unit design: An axial compressor for a radical design 遠心式コンプレッサー、軸流式コンプレッサー 急進的設計のための軸流式コンプレッサー パワーユニットの設置を行うために、ホンダはメルセデスを見習い、コンプレッサとタービンを分割した（ただしメルセデスの分割方法とは異なる）。"Autosport" のクレイグ・スカボローが詳細に説明したように、ホンダはRA615Hで「最少容積」コンセプトをさらに進めた。コンプレッサーはエンジンのV字内（2本のシリンダーバンクの間）に、MGU-Hと並んで設置されている。巧妙なソリューションではあるが、これをどのように機能させるのか？ このような狭い場所にコンプレッサーを設置したため、さくらのエンジニアは遠心ローターではなく軸流式コンプレッサーを選ぶことになった。違
ホンダの革新的F1パワーユニット設計 1: マクラーレン・ホンダのF1エンジン : F1通信
伝統と近代化のバランスをとるのは、日本人の信念であり生活の一部である。しかし、モーターレ―シングに関して言えば、日出づる国は常に衰えることのないスピードで新機軸を採用している。日本のDNAにはハイテクが刻まれているため、F1サーカスは、ホンダの新しいパワーユニットの秘密を知りたがっている。 最初から信頼性不良がマクラーレンの進歩を妨げてきたが、多くの観測筋は、これらの初期トラブルは、ホンダによる大胆な技術的要求の結果に過ぎないと信じている。ホンダはライバルらに追いつくために、先駆的な技術を徹底的にテストする前に使い始めている。来シーズンはエンジン開発範囲が制限されることを念頭に置き、栃木県さくら市にあるF1の開発拠点では、見栄えのしない従来のターボチャージャーつきV6パワーユニットで、2015年シーズンを始めたくなかったのだ。 ホンダの革新的なエンジン設計は、（それが第一の理由かもしれない
英国スポーツ長者番付 2015年資産トップ10 : F1通信
1位： ルイス・ハミルトン 2014年の資産：6,800万ポンド（122億8,541万円*） 2015年の資産：8,800万ポンド（158億9,877万円*） 種目：モーターレーシング 2位： ウェイン・ルーニー 2014年の資産：6,000万ポンド（108億4,007万円*） 2015年の資産：7,200万ポンド（130億0,808万円*） 種目：サッカー 3位： ジェンソン・バトン 2014年の資産：6,300万ポンド（113億8,207万円*） 2015年の資産：7,100万ポンド（128億2,741万円*） 種目：モーターレーシング 4位： アンディ・マレー 2014年の資産：4,000万ポンド（72億2,671万円*） 2015年の資産：4,800万ポンド（86億7,205万円*） 種目：テニス 5位： リオ・ファーディナンド 2014年の資産：4,400万ポンド（79億4,93
ジュール・ビアンキの事故調査結果 - 結論： FIA公式プレスリリース : F1通信
結論： ジュール・ビアンキの事故につながった出来事を再検討したところ、単独では事故の原因にはならなかったものの、事故に寄与した可能性があるいくつかの重要な出来事が起きたことが示された。 1．ターン7のセミドライ・ラインは、トラックへの排水およびそれに沿った下り坂に流れ、それによって突然狭くなっていた。エイドリアン・スーティルと、1周後のビアンキはいずれも、ターン7のこの地点でコントロールを失った。 2．ビアンキが、回収が行われているターン7の一部を含むセクター7および8に近づいているとき、スーティルのマシンは、可動クレーンによって回収される途中だった。セクター7および8はダブル・イエローフラッグが適用されていた。 3．ビアンキは、スーティルと同じトラック上の地点で、コントロールを失うのを回避するだけの十分な減速をしなかった。 4．ドライバーが、付属書H第2条4項5.1bに規定されているよう
フェルナンド・アロンソ、クラッシュ直後、過去20年間の記憶がなかった： F1テスト : F1通信
Fernando Alonso could not remember the last 20 years of his life after testing crash スペインのニュースによると、フェルナンド・アロンソはバルセロナ・テスト中のクラッシュ後、脳震盪を起こし、医師の質問に今は1995年だと思うと答えたという。 "Le Pais" 紙は、アロンソは医師に「僕はフェルナンドだ。カートをしていてF1ドライバーになりたい」と語ったと報じた。 2001年F1にデビューし、2005年史上最年少チャンピオンになったアロンソは、医師にシルクイート・デ・カタルーニャでのクラッシュについて何も覚えていないと語ったとされる。 アロンソは、医学的アドバイスを受け、オーストラリアでのシーズン開幕戦を欠場する予定で、ケビン・マグヌッセンが代役を務める。 医師らは、アロンソに、セカンド・インパクト・シンド
レッドブルのトロフィー盗難時の防犯カメラ映像公開： 動画 : F1通信
昨年末、窃盗犯が四輪駆動車でレッドブル・レーシングのドアを破り、60個のトロフィーを盗んだ瞬間を捉えた防犯カメラの映像が公開された。 12月6日、6人の男性がミルトン・キーンズにあるファクトリーからトロフィーを盗んだ。 数日後、約20個のトロフィーがサンドハースト近くの湖から回収された。 テムズバレー警察署は、BBCの番組「クライムウォッチ」で、さらなる情報提供を呼びかける予定である。 F1チャンピオンシップのコンストラクターズ・トロフィーはファクトリーに置かれていなかったので、被害にはあっていない。 レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、これは「無意味な犯罪」であり、トロフィーの金銭的価値は「最低限」だと述べた。 「しかし、感情的価値は非常に大きい」 「ここ、ミルトン・キーンズのしかるべき場所にトロフィーが戻ってきたら嬉しい」 犯人はトロフィーのプレート（銘板）を読んで、価値が
F1マシンとパーツはシーズンが終わるとどうなるのか？ : F1通信
What happens to F1 car parts now the season’s over? 2014年アブダビGPでチェッカーフラッグが振られた瞬間から、トラック上のマシンはすべてお払い箱になる。新しく、速く、よりよいモデルが来年に向けて準備される。ではこの古いシャシーはどうなるのだろう？ 一部は売却される。一部はチームが保管する。最も成功したマシン（2014年ではメルセデスの記録破りのW05など）は、これから何年間もイベントに登場し続けるだろう。 しかし、スペア・パーツや、シーズン中にアップグレードされた古い部品はどうなるのだろう？ F1マシンは1台あたり平均で8万点の部品を含んでいるので、シーズン開幕時にグリッドにマシンが22台並ぶということは、F1はスペアを勘定に入れる前に、176万点の部品が製造されているのだ。これらはすべてどこに行くのか？ その多くは、ライバルの手に入
アロンソとマティアッチ： 本当のストーリー 2 : F1通信
今回は重要な違いがいくつかある。以下は、特定できないことを条件に、多くの舞台裏関係者が話してくれたことである（例：情報を使ってもよいが、引用はだめ）。 1991年と2014年の違いは、フェルナンド・アロンソがすでにチームを離れようとしていたことである。しかし、ルカ・ディ・モンテツェモロが去る頃までに、フェルナンドは少なくともあと1年は残留する方が状況がよくなるかもしれないと思い始めていた。その考え方の論理は理解しやすい。彼にとって最高のシートであるレッドブルあるいはメルセデスには、2015年のシートがなかったのだ。 彼のマネージャー、フラヴィオ・ブリアトーレはこの夏、ドライバー交換契約をたくらんでいたが無駄に終わった。メルセデスとフェラーリの間でルイス・ハミルトンとアロンソを交換するというアイデアは、メルセデスのボス、トト・ヴォルフがハミルトンとニコ・ロズベルグのライナップの均衡を破りたく
バーニー・エクレストンとルイス・ハミルトン： 対談 2014年 2 : F1通信
Q： ルイス、エクレストン氏に何か聞きたいことはありませんか？ もしあるのなら、それは何ですか？ ルイス・ハミルトン： このインタビューで聞くにはあまりに個人的なことだろうね。でもとても強く感じていることを話し合えるかも。 Q： 続けてください… ルイス・ハミルトン： 最近のトロフィーはひどいよ。昔はよかったけど、最近のは安っぽくて壊れやすい。何とかできないかな？ バーニー・エクレストン： だいたいにおいて、トロフィーを担当するのは主催者だった。でも最近、彼らはスポンサーに任せている。でもわたしが気に入っているトロフィーもいくつかあるがね。 ルイス・ハミルトン： 本当？ デザインではなくて材質が問題なんだ。マクラーレンのキャビネットにある昔のトロフィーを見ると、カップはしっかりしていた。今年、シルバーストンでもらった優勝トロフィーを持ち上げたら壊れてしまった。今の一部のトロフィーは僕がカー
バーニー・エクレストン、大手F1チームに犠牲を求めるも同意得られず 1 : F1通信
11月1日、アメリカGPのパドックでレース・ボイコットの噂と財政難が話題になったが、F1の商業的権威バーニー・エクレストンは、チームとの契約をすべて破棄し、規約を書き換えたいと述べた。 2014年11月03日 弱小F1チームのアメリカGPボイコット騒動を振り返る エクレストンは、国際的レポーターの選抜集団をオフィスに招き、F1が見舞われている多くの危機について50分間議論し、意見を求めつつ持論を展開した。 彼は冒頭の説明で「このすべてを解決する最善の方法を決めなくてはならない。正直なところ、何を間違ったのかわかっているが、それをどう直せばよいかわからない」と述べた。 「（我々は）現在の契約をすべて破棄し... 最初からやり直すべきだ」 先週84歳になったエクレストンは、チームが、より公平な競争の場を作り、低迷する弱小チームが存続できるようにするならば、儲けをあきらめる覚悟があると述べた。
ケータハムF1チームはいかにして崩壊したのか： 詳細解説 1 : F1通信
チーム売却 ケータハムF1チームは、財政危機が新旧チーム・オーナーの激しい論争につながったあと、次のグランプリ2戦を欠場する。ケータハム・スポーツ・リミテッドは約2,000万ポンド（34億7,588万円*）の負債を抱えて倒産し、チーム全体が売りに出されている。 ケータハムF1チームは、2010年（ロータス・レーシングとして）F1に参戦し、マレーシア人実業家トニー・フェルナンデスが所有していた。最初の2シーズンは、ライバルの新チーム、マルシアとコリン・コレスのHRTに勝ち、期待に応えた。グループ・ロータスの取得に失敗した後、フェルナンデスは、ケータハム・グループを買収し、F1チームの名称を変更した。 妙に力強いパフォーマンスを除けば、チームは最下位に留まり、中段で最も遅いチームより約1秒遅かった。フェルナンデスはうんざりし、2014年シーズンの開幕時に、チームに改善を要求したが、チームは後退
アウディ、2016年にF1参戦へ： レッドブル又はトロ・ロッソを買収か : F1通信
ステファノ・ドメニカリを採用し、アロンソも… アウディは、2016年からF1に参戦するため、耐久レーシングとツーリングカーから撤退する構えである。 アウディが2016年にグランプリ・レーシングに復活する準備ができていると噂されており、第二次世界大戦前のようなF1におけるドイツ圧勝がよみがえるかもしれない。アウディとその親会社フォルクスワーゲン・グループの内部関係者は、アウディは世界最高峰のフォーミュラのために、ドイツのツーリングカー・チャンピオンシップ（DTM）とル・マン24時間レースから撤退する構えであることを明らかにした。 内部関係者は、1950年の近代F1チャンピオンシップの到来以来不参戦だったグランプリ・レーシングに足跡を残すために、アウディはWECとDTMの予算、およびレッドブルのスポンサーシップ・パッケージを総合するという。複数の情報筋が、アウディがフォルクスワーゲン・グループ
ケータハム、リーフィールドの「呪い」が降りかかる : F1通信
Caterham the latest team to fall foul of the Leafield ‘curse’ 過去数日間は、ケータハムF1チームにとって特に大変だった。新旧の所有者が被害を受けたと主張し、リーフィールドのスタッフや従業員はその騒動に巻き込まれている。 ファクトリーから締め出され、ホリデーシーズンが数週間先に迫る中、チームはシーズン終盤につまづき、従業員の多くは失業に直面している。米テキサス州オースティンでの次のレースに出走できないかもしれない。 さらに悲しいことに、リーフィールドでこのようなことが起きるのは初めてではない。2度目でもない。ケータハムが、今シーズン終了前に撤退すれば、オックスフォードシャー州リーフィールドに本部を置くチームが、シーズン途中で破綻するのは3度目となる。 アロウズ リーフィールド・テクニカルセンターは、1990年代後半トム・ウォーキン
FIA、ビアンキのクラッシュ詳細を公表： 閉回路テレビの映像で説明 : F1通信
FIAは、日本GPにおけるジュール・ビアンキのF1事故状況に関する詳細を公表した。 10日、ロシアGPのメディア・ブリーフィング中、チャーリー・ホワイティングは、ビアンキが回収車両に衝突する前の数分間のCCTV（閉回路）テレビの映像を流した。 ターン7を見下ろすカメラによって撮影されたビデオ映像は、日本GP終盤にマシンが長い左回りを抜けてくるところを示していた。 雨が降っており、レーシング・ラインは濡れ方が少なく、マシンが走らないコーナー外側の方はコンディションが悪いように見えた。 今回の事故は、エイドリアン・スーティルが、水がたまった外側のラインに膨らみ、スピンしてコースアウトしたときに始まった。 ホワイティングは「乾いているラインがある。雨が強くなり、乾いたラインに水が広がり、マシンが少し膨らむと、エイドリアンは水たまりの上を走り、コントロールを失った」と説明した。 「彼はトラックのや
ジャン・トッド、シューマッハは「比較的普通の生活」を送れるかもしれない : F1通信
F1 hero Michael Schumacher can lead 'relatively normal life' soon, says former Ferrari boss フェラーリの元チーム代表ジャン・トッドによると、倒れたF1のヒーロー、ミハエル・シューマッハは近いうちに「比較的普通の生活」を送ることができるかもしれないという。 このニュースは、5日、日本GPでジュール・ビアンキが重傷頭部外傷を負ったことにショックを受けているF1界を元気づけるだろう。 ジュール・ビアンキのF1日本GP事故 関連記事集 トッドは、スイスの自宅内の専用病室でケアを受けているシューマッハを訪ねたあと、コメントを発表した。 トッドは「シューマッハは短期間のうちに、また比較的普通の生活を送れるようになると思う」と語った。 「おそらく彼は二度とF1マシンをドライブできないだろう。でも彼は戦っている」
ジュール・ビアンキの家族が声明発表： すべてのサポートに感謝している : F1通信
Jules Bianchi crash update: Family release statement to confirm Bianchi suffered a 'diffuse axonal injury' in Japanese Grand Prix crash ビアンキは「びまん性軸索損傷」 ジュール・ビアンキ（25歳）の家族は、5日のF1日本GPで、彼が回収車両に衝突したときに負った重度の外傷を説明する声明を発表した。 ビアンキは、四日市市の三重県立総合医療センターで、3時間に及ぶ急性硬膜下血腫の除去手術を受けた。彼の両親、フィリップ・ビアンキとクリスティーヌ・ビアンキがフランスから日本に駆け付け、ジュールに送られたサポートに感謝する声明を発表した。 その声明は、ビアンキは「びまん性軸索損傷」を負っており、FIAのスポークスマン、マテオ・ボンチアーニが6日夜に発表したように「重
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ジュール・ビアンキ、事故直後写真12枚： F1日本GP : F1通信
