環境への配慮も当然ながら、あと10年で石油供給はピークに達するのではないかという見解からも「脱石油」を急がねばならない発電所。しかし、おそらく次代を担うであろう原子力発電所はなかなか数を増やすことができず、火力発電以外への転換はお世辞にも順調とは言えない状況です。 そんな中、世界では凧を使った発電や、「鋼の花」による発電、さらに余剰電力を蓄えるシステムなど、ちょっと変わったアイデアで電気を作る試みが行われています。 詳細は以下から。 ■巨大凧発電 イタリアのKiteGen社は、凧の動きを電気に変えられないかという研究をしています。凧といっても正月にあげるような小さなものではなく、200平方フィート(約61平方メートル)の凧を高さ2600フィート(約800m)まであげるというもの。この高度だと、地上に比べて4倍の風を受けることができるそうです。凧の動きが風車の羽根の代わりとなって40キロワッ