レガシーコードからの脱却 コロナウィルス騒動でIT系イベントの中止が相次ぐ最近ですが、技術書の感想エントリです。「ITエンジニア本大賞 2020」の技術書部門大賞も受賞した2019年9月刊行の本。名著の予感がしていたのでAWS認定に受かってから読むことにして、楽しみに取っておいてありました。 文脈によって「テストコードのないコード」などの意味で使われることもある「レガシーコード」ですが、本書では「修正や拡張、作業が難しいコード」と定義しています。 一見するとレガシコードを避けるためのプログラミングテクニックに焦点を当てた本にも思えますが、帯に「レガシーコードを初めから作らない」とあるように焦点はプロセス。レガシーコードを生み出さないような開発形態、手法、エンジニアとしての在り方などを総合的に述べた本となっています。 www.oreilly.co.jp メインはレガシーコードをビヨンドしてい