96年7月28の日刊スポーツ「トークスペシャル」より 「この間のフジテレビの30時間テレビをやった時、 これで金をもらっていいのだろうかとつくづく思ったよ。 テレビ文化のガンは俺だなと思った。今のタレントは、 ただ座って人のやってることを適当に面白くアドリブでしゃべるだけで、 芸なんかないでしょ。 『おまえが作ったんだって』言われそうだけど、 あの手軽さを後から出てくるヤツが、みんなマネしてしまったんだな」 とは、テレビタレント、ビートたけしの言葉だ。 * 今年(1996年)の2月、 浅草の「ロックンロック」へ初めて足を運んだ。 浅草演芸ホールの隣に平成6年新装したこのレストランシアターは、 食事とショーを楽しめる劇場でありながら、 演目はダンスをはさんだコントという、 昔ながらの軽演劇(もはや死語か?)を あの欽ちゃん(萩本欽一)の総合演出で上演している。 僕がここへ足を向けた、お目当て