【リヤドAFP=時事】サウジアラビア政府は18日、国連安保理の非常任理事国となることを拒否すると宣言した。サウジは17日の国連総会で、パキスタンと入れ替わる形で2014年1月1日から2年間、アジア枠の非常任理事国を務めることが決まったばかり。拒否の理由として安保理の「二重基準」を批判した。 シリア内戦への対応などで安保理の機能不全に不満を強めてきたとみられるサウジは、外務省声明で、「安保理が改革され、きちんと義務を果たせるようになり、世界の安全を守る責任を負えるようになるまで、非常任理事国を辞退する以外に選択肢はない」と訴えた。