当時ライブドア社長だったホリエモンこと堀江貴文氏が「ネットとテレビの融合」を掲げてフジテレビの買収に動き、その計画が頓挫したのが今から10年以上前の2005年。ここ数年、テレビ離れ・スマホの普及などから、民放各局が、オンデマンドサービスなどのネット連携サービスを行っている。 だが、大半の局が本腰を入れているとは言いがたいのが現状だ。その中でも、ネットとの融合をより確固たるものにしていこうという姿勢が見えるのがテレビ朝日だ。 その背景には、これまであまり見られなかったWeb業界からテレビ業界への労働力移動がある。実はいま、30代のWEB業界関係者が「旧メディア」と言われるテレビ業界に転職するケースが増えている。 なぜテレビ朝日に人が集まるのか。取材でわかったその背景を紹介しよう。 そもそも、ここ1年ほどのあいだ、キー局の中で中途採用を積極的に募集している局は少なかった。たとえば、各キー局の採