県道白馬美麻線(通称五輪道路)で、活断層による地表のずれでアスファルトがはがれた場所=24日午後4時10分、白馬村神城 長野県北部で最大震度6弱を観測した地震のメカニズムを調べている信州大全学教育機構(松本市)の大塚勉教授(59)=地質学=は24日、北安曇郡白馬村で、活断層による地表のずれの調査を前日に続いて行い、村内のさらに南側の地域で新たにずれが地表に浮き出た箇所を複数発見した。 23日の発見分と合わせると、ずれは断続的に長さ約5キロにわたる。ずれは複雑に蛇行しており、大塚教授は「活断層は直線で描かれる場合が多いが、地表では蛇行することもある。活断層の位置は一定の幅をもって考える必要がある」と指摘している。 大塚教授は23日、白馬村北城の塩島、大出両地区の計5カ所で活断層による地表のずれを確認。この日は、5カ所を結んだ延長線上にある南側の地域を調べ、同村神城の姫川沿いの道路で、地表