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ブックマーク / www.aist.go.jp (10)

  • 産総研:水素で金属材料の強度が向上

    国立大学法人 九州大学 村上敬宜 理事・副学長(独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター長)の研究グループは、水素が金属材料の疲労強度特性を低下させる「水素脆化」という過去40年来、ミステリーといわれてきた現象を解明する重要な発見をしました。 過去の報告は、「材料中に水素が侵入すると材料の強度は低下する」とされ、このことは研究者の間では常識となっており、現象を説明するためのいくつかの理論も提案されています。村上理事・副学長の研究グループは、水素の影響を強調して調べるため、著しく多量の水素をステンレス鋼中に侵入させて実験を行ったところ、その結果は驚くべきことに、予想とは逆に疲労強度特性の著しい向上を示すというものでした。 この重要発見は、水素ステーションや水素燃料電池車の開発など安心・安全な水素エネルギー社会構築のために極めて大きな貢献をするものとして期待されます。

    産総研:水素で金属材料の強度が向上
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    betelgeuse 2014/06/15
    2010年7月
  • 産総研:ビッグデータから新たな科学的発見をもたらす統計手法を開発

    ビッグデータからの科学的発見のためには、正確な検定値(P値)の算出が必要。 超高速アルゴリズムを用いた新たな統計検定手法を開発し、発見力を大幅に改善した。 物理学、医学、化学など全ての実験科学において世界中での広い利用が期待される。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、産業技術総合研究所 生命情報工学研究センターの津田 宏治 主任研究員(JST ERATO「湊離散構造処理系プロジェクト」グループリーダー)、東京工業大学 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻の瀬々 潤 准教授、理化学研究所 統合生命医科学研究センターの岡田 眞里子 チームリーダーらは、従来に比べて格段に高い精度で誤発見の確率を示す検定値(P値)を計算するアルゴリズム(手順)を開発しました。 自然科学で得られるデータ量は増加の一途をたどり、これらを有効に解析できる方法が望まれています。しかし、従来の統計検定手法は観測できる

  • 産総研:主な研究成果 「日本の火山(第3版)」を刊行

    32年ぶりの改訂で、日の第四紀火山の火山数が大幅に増加 2009年国際地質科学連合の新時代区分に対応 国土防災や学校教育現場での利活用のほか、原子力発電所の火山影響評価などへの貢献に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)地質情報研究部門【研究部門長 牧野 雅彦】火山活動研究グループ 中野 俊 研究グループ付、火山活動研究グループ 石塚 吉浩 研究グループ長、山元 孝広 総括研究主幹らは、200万分の1縮尺の地質編集図「日の火山(第3版)」を2013年5月10日(地質の日)に産総研地質調査総合センターより刊行した。 「日の火山(第3版)」は、2009年の国際地質科学連合(IUGS)による時代区分の定義変更(第四紀の下限が約180万年前から約260万年前に変更)に対応しており、日の第四紀火山の火山数は「日の火山(第2版)」(1981年刊

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    betelgeuse 2013/07/17
    火山が大幅に追加されてるらしい
  • 産総研:コナカイガラムシの代謝経路を構築する複雑な共生システムを発見

    害虫のコナカイガラムシで従来の常識を超えた複雑な微生物との共生システムを発見 宿主細胞内に入れ子状に存在する2種の共生細菌と、それらとは異なる多様な細菌に由来する水平転移遺伝子が、補完的に代謝経路を構築 生物のゲノム、細胞、個体などの基概念の定義や区分に一石を投じる新たな知見 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 鎌形 洋一】深津 武馬 首席研究員(兼)生物共生進化機構研究グループ長、古賀 隆一 主任研究員らと、沖縄科学技術大学院大学【学長 ジョナサン・ドーファン】佐藤 矩行 教授らは、米国モンタナ大学、放送大学などと共同で、農業害虫として知られるコナカイガラムシでは、共生器官の細胞内に極度にゲノムの縮小した2種の細菌が入れ子状になって共生し、さらに過去に多様な細菌から昆虫ゲノムに水平転移した20種以上の遺伝子が共

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    betelgeuse 2013/07/17
    生物の体内に寄生・共生する細菌同士にも個体群変動や絶滅、その痕跡があるらしい
  • 産総研:-196 ℃から1000 ℃までゴムのような粘弾性を持つカーボンナノチューブ

    -140~600 ℃まで安定してほぼ一定の柔らかさと硬さ(シリコンゴム程度)を保つ 高純度カーボンナノチューブからなる長尺でランダムなネットワーク状の構造体により実現 過酷な環境下での軽量な衝撃吸収材料として幅広い応用の可能性 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)ナノチューブ応用研究センター【研究センター長 飯島 澄男】畠 賢治 上席研究員 兼 スーパーグロースCNT研究チーム長、同チーム 二葉 ドン 主任研究員、技術研究組合 単層CNT融合新材料研究開発機構(以下「TASC」という)徐 鳴 特別研究員らは、ランダムなネットワーク状の構造を持つ高純度のカーボンナノチューブ(CNT)の構造体をスーパーグロース法を応用して作成した。このCNT構造体は-196 ℃から1000 ℃までゴムのような粘弾性を示す。 粘弾性体は衝撃や振動の吸収材として利用されて

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    betelgeuse 2010/12/03
    1リットルで36gの衝撃吸収材か…
  • 産総研:マグネシウム合金に多様な色彩を与える表面処理技術を開発

    発表・掲載日:2009/08/26 マグネシウム合金に多様な色彩を与える表面処理技術を開発 -微細な表面構造を形成することにより多彩な色を発色- ポイント マグネシウム合金を高温の超純水で処理するだけで、表面に微細な構造を形成できる。 処理時間を変化させるだけで多彩な色を、低コストで簡便に再現性良く得ることができる。 表面にデザイン性を付与でき、電子機器類の筐体(きょうたい)等への利用が期待される。 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 野間口 有】(以下「産総研」という)サステナブルマテリアル研究部門【研究部門長 中村 守】金属材料組織制御研究グループ 石崎 貴裕 研究員は、薬品等を使用しない極めて簡便なプロセスで構造色を発現するマグネシウム合金の新しい表面処理技術を開発した。 現在、マグネシウム合金の表面にデザイン性を付与するには、塗装処理が用いられているが、複雑で高コストという問

  • 産総研:人間に近い外観と動作性能を備えたロボットの開発に成功

    リアルな頭部と日人青年女性の平均体型を持つ人間型ロボットを開発 人間に近い動作や音声認識にもとづく応答を実現 エンターテインメント分野や人間シミュレーターとして機器評価への応用に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)知能システム研究部門【研究部門長 平井 成興】ヒューマノイド研究グループ 梶田 秀司 研究グループ長らは、人間に近い外観・形態を持ち、人間に極めて近い歩行や動作ができ、音声認識などを用いて人間とインタラクションできるヒューマノイドロボット(サイバネティックヒューマン、以下「HRP-4C」という)を開発した。 HRP-4Cは、身長158cm、体重43kg(バッテリー含む)で、関節位置や寸法は日人青年女性の平均値を参考に、人間に近い外観を実現した。歩行動作や全身動作はモーションキャプチャーで計測した人間の歩行動作や全身動作を参考にし

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    betelgeuse 2009/03/17
    思わず「課題曲を踊れ」と呟いてしまう
  • 産総研:金属型と半導体型のカーボンナノチューブを極めて簡単に分離

    アガロースゲルを用い、金属型と半導体型の単層カーボンナノチューブの簡便な分離に成功 凍結-解凍して搾るだけなので、低コスト化や大型化が容易 金属型・半導体型カーボンナノチューブそれぞれの利点を活かした産業化への道が開ける 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)ナノテクノロジー研究部門【研究部門長 南 信次】自己組織エレクトロニクスグループ 片浦 弘道 研究グループ長、田中 丈士 研究員は、アガロースゲルを用いて、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)を金属型SWCNTと半導体型SWCNTに分離する非常に簡便な方法を開発した。 SWCNTを合成すると、金属型と半導体型が1:2の混合物になり、電気的な応用のためには金属型と半導体型に分離しなければならないが、これまで分離は容易ではなかった。 2008年2月に産総研は、アガロースゲル電気泳動法により金属型と

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    betelgeuse 2009/03/07
     アガロース自体のルーツ[google:美濃屋太左衛門] が凍結乾燥で海草臭さを分離することなので、この分離手法は他にも使えそうな感じ
  • 産総研:昆虫による植物組織の修復・再生現象の発見

    発表・掲載日:2009/02/25 昆虫による植物組織の修復・再生現象の発見 -植物の傷を自己犠牲的に自分の体液で塞ぎ、口針で癒す兵隊アブラムシ- ポイント 兵隊アブラムシが植物の傷を自身の体液凝固を利用して塞ぐのみならず、口針で再生を促す。 動物が植物の創傷を治癒するという前代未聞の現象。 植物の成長や育成の制御に応用できる新たな展開を期待。 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)生物機能工学研究部門【研究部門長 巌倉 正寛】生物共生相互作用研究グループ 沓掛 磨也子 研究員、深津 武馬 研究グループ長らは、ミツバチやアリなどのように社会性を有する“社会性アブラムシ”において、兵隊アブラムシが自己犠牲的に多量の体液を放出し、その固化によって植物組織の傷を塞ぐのみならず、塞いだ傷の周りに兵隊アブラムシが集結して植物組織を口針で刺激することで、その再生

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    betelgeuse 2009/03/01
    「膨らませる能力を治療に応用しただけさ」「で、その膨らませる能力っていったい何?」
  • 産総研:溶液中の細胞を観察できる走査電子顕微鏡を開発

    発表・掲載日:2008/12/08 溶液中の細胞を観察できる走査電子顕微鏡を開発 -電子顕微鏡で、光学顕微鏡と同一視野内の細胞を高分解能で観察可能- ポイント 細胞を乾燥させることなく大気圧で直接観察できる倒立型走査電子顕微鏡 開放型試料室により、細胞への薬の影響も試験可能に 大学や研究機関をはじめ、創薬や医療現場での利用に期待 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)脳神経情報研究部門【研究部門長 田口 隆久】構造生理研究グループ 研究グループ長 佐藤 主税、主任研究員 小椋 俊彦と、日電子株式会社【代表取締役社長 栗原 権右衛門】(以下「JEOL」という)クレアプロジェクトリーダー 須賀 三雄、副主任研究員 西山 英利は共同で、山形県工業技術センター【所長 武蔵 毅】電子情報技術部 渡部 善幸 博士の協力のもと、大気圧のまま湿った試料や溶液中の試

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    betelgeuse 2008/12/09
    拡大観察装置付き巨大シャーレ
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