インターネット掲示板「2ちゃんねる」の元管理人・西村博之氏(36)が、同掲示板を管理・運営する権利を海外法人へ「譲渡した」と公表した2009年以降も、同掲示板の広告収入約3億5000万円を受け取っていたことが関係者の話で分かった。 西村氏はうち約1億円について、東京国税局から申告漏れを指摘されたという。譲渡後も同掲示板と密接な関係だったことが、金銭面から裏付けられた。 西村氏が自身のブログで2ちゃんねるの譲渡を公表したのは09年1月。譲渡先とされたのは、シンガポールに法人登記されていた「パケット・モンスター社」だった。同年6月に出版した著書「僕が2ちゃんねるを捨てた理由」では「管理人を外れ、アドバイザーもしくは単なるユーザーになった」などと記していた。
覚せい剤売買に関する違法な書き込みを放置したとして昨年12月、麻薬特例法違反ほう助容疑で書類送検された「2ちゃんねる」の元管理人・西村博之氏(36)について、東京地検は不起訴処分にすると今月19日に発表した。 警察の発表によると、西村氏は2ちゃんねるの「薬、違法」板で無職の男(55)=同法違反罪などで有罪確定=が隠語で記した覚醒剤の売買に関する書き込みなどを削除せずに放置。当時、民間団体を通じて警視庁などから削除要請のメールが数百通届いていたが、警察は西村氏が違法な書き込みを認識しながら削除に応じなかったとして書類送検に踏み切った。だが、東京地検は西村氏が掲示板を利用した薬物売買を認識していた具体的な証拠がないことや、一昨年の家宅捜索後に掲示板運営側が違法書き込みを削除する措置を取ったことなどを考慮し、起訴を見送ったと見られている。 そもそも、薬物売買に関与した当事者でもないのに、書き込み
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く