2018年6月4日のブックマーク (2件)

  • 市役所前

    コイツはちょっと病気気味で、なんでもそのまま喋ってしまうんですよ、と男は連れのペンギンを撫でた。 「ほんとうに?おまえ、ペンギンなのに喋れるの?」 膝を曲げてペンギンに目を合わせた。 「ヘミングウェイ」ペンギンが言った。 わたしは辺りを見回したが、ヘミングウェイは見当たらなかった。つぎに彼の短編に似た話があったか思い出そうとしたが、わたしのなかで彼はカーヴァーと混ざっていたし、そのどれにもないように思えた。 「博識なんだね」 ペンギンの首と胴の継ぎ目あたりを撫でたが、どこが継ぎ目かはわからないかった。羽毛はざらざらしたと固く、ほのかに暖かかった。 ペンギンは首をうなだれた。 「ヘミングウェイ」ペンギンが言った。 わたしはざらざらを撫でた。海で生きるための身体だと感じた。ペンギンは悲しそうに見えたが、表情なんてある生き物でもなかった。

    市役所前
    beyan1405
    beyan1405 2018/06/04
    突然「ヘミングウェイ」とか言うペンギンって、プラスマイナスの奴やん。
  • はてなidの由来捏造大会

    一番しっくりくる(それっぽい)人が優勝

    はてなidの由来捏造大会
    beyan1405
    beyan1405 2018/06/04
    全国で1,405人目のベーやん