ネット上で心の哲学について調べていて、日本のウィキペデアの記述のひどさに呆れ、そこからリンクされている日本語の論文の説明にまずさを感じた(認知科学と人工知能は別でしょ…とか)ので、自分で心の哲学の説明を書く気になった(ネット上でデネットを消去主義とか言う無知もいたし、そりゃあクオリアは消去したかもしれないけどさ〜)。自信はないので、おかしなところがあったら指摘してください。とりあえず分析哲学系の何とか主義はかなり網羅させたつもり。 それにしても、認知科学と関連づけたら書きやすいな。他に意識やクオリアの問題もあるが、私にはあまり整理できてないのでやめておく(チャーマーズが哲学的な意識問題をまとめたとは思っているが…)。 心の哲学(暫定版) 心の哲学とは、心に関する様々な根底的疑問に答えようとする哲学の分野である。 心の哲学での主要な問題として心身問題が挙げられる。心身問題では心と身体とがお互
1778年の米仏同盟条約(Franco-American Treaty of Amity and Commerce)は、18世紀初頭から激化してきたイギリスとフランスとの間の商業戦争の文脈の中で締結された。商業戦争、すなわち重商主義政策どうしの衝突であり、具体的には1701年から1714年のスペイン継承戦争、1740年から1748年のオーストリア継承戦争そして1756年から1763年の七年戦争がそれである。もちろん、これらの戦役にはいろいろな説明が存在するだろうが、このように整理すること自体は可能であろう。 七年戦争はアメリカ大陸においては、イギリス系植民者とフランス人・インディアン同盟との戦闘という形で行われ、前者が勝利したために、「フレンチ・インディアン戦争」といわれている。この七年戦争の西インド諸島方面の海戦において、イギリスはフランスのシュガー・コロニーズを奪い取った。ここが歴史を
19世紀後半から20世紀初頭のアメリカ文化をみるとき、無視しようとしてもどうしても無視できないのが、スピリチュアリズムのブームである。交霊会があちこちで催され、霊媒師を通して霊魂との交流が行われた。ソローやエマソンの作品もこういう時代の雰囲気を知っていないと、本当には理解できないんだろう。特に、スゥエーデンボルグの霊界探訪の記述は、この時代の文学者にベッタリと影響を与えていて、確かエマソンの母親はスゥエーデンボルグの信者だったはずである。 実はこういう心霊主義のようなものは、アメリカには植民地時代からわりと多くて、それは定期的に起こる信仰復興運動とは、また別の位相のものとしてずっと存在してきた。理由はよく分からないが、一つ考えられるのは、アメリカにはヨーロッパにおけるような確立した教会組織があまりなくて、こうしたキリスト教的には異端的ものが比較的存在しやすかったというのはあるだろう。魔女裁
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く