国会では、予算委員会の攻防が2日から始まった。答弁慣れしていない鳩山由紀夫首相に対して、追及慣れしていない野党・自民党のやりとりが続いている。当事者たちは真剣そのものだが、中には珍答も…。 鳩山首相は、その独特の思考回路、発想、行動様式から「宇宙人」とも呼ばれており、まさに宇宙人的な答弁が飛び出したのが、5日の衆院予算委員会。自民党の稲田朋美氏が永住外国人に対する地方参政権付与について、「誰のために地方参政権を与えるのか」と問うと、鳩山首相はこう答えた。 「宇宙ができて137億年、そして地球が46億年たっている。その中で、私は地球はまさに生きとし生ける者、人間のみならずすべての生命体、ある意味では生命がないものに対しても存在しているものだと思っております」
衆院予算委員会が2日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席して始まった。9月の政権交代後、初の予算委。首相は来年度予算での国債の新規発行額について、「国債を増発すれば、子どもや孫の世代に負担がかかる。(目標に掲げてきた)44兆円を超えることには何ともしないよう最大の努力をしたい」と述べ、自民党政権下の09年度予算(1次補正後)の44兆円以下に抑えたいとの考えを示した。民主党の海江田万里氏の質問への答弁。 同党の山口壮氏が、首相の政治資金収支報告書の虚偽記載問題について考えをただしたのに対して、首相は「事務所の人たちとの十分なコミュニケーションを怠っていた。その結果として、このようなことを起こしてしまったことを誠に痛烈に反省している」と陳謝。検察の捜査に全面協力する考えを改めて示した。 また、自民党の大島理森幹事長は、首相が政権公約(マニフェスト)を実現できなかった場合の責任について質問した
株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方
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