尾辻秀久参院副議長は28日、6月21日の今国会会期末後に副議長を辞任する意向を参院幹部らに伝えた。自民党の古賀誠元幹事長が平成14年2月から務めてきた日本遺族会会長を退任し、副会長の尾辻氏が後任に内定したため。尾辻氏の会長就任までの間は、遺族会会長代行として、元自民党参院議員の森田次夫副会長が会の運営にあたる。 尾辻氏は28日、平田健二参院議長や自民党の中曽根弘文参院議員会長と国会内で会談。「古賀さんが(遺族会会長を)辞めることになり、私が引き受けることになった。公正中立であるべき副議長という立場上、ご相談したい」と述べ、副議長辞任に理解を求めた。 中曽根氏は「副議長と遺族会会長を兼務すればいい」と慰留している。 尾辻氏が副議長を辞任した場合、参院自民党は後任の人選を行うことになる。すでに鈴木政二元参院議院運営委員長らの名前があがっているが、調整が難航する可能性が高い。 参院自民党は昨年8