昨今、“スピンオフ”漫画の勢いが盛んだ。いま話題となっている作品と言えば、福本伸行による『カイジ』シリーズ(1996年~/講談社)から派生した『中間管理録 トネガワ』(2015年~/同)、『1日外出録ハンチョウ』(2017年~/同)が代表例。ほか、『ドラゴンボール』(1984年~/集英社)からは『ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件』(2016年~同)も登場。普通の高校生が同作品の人気キャラ・ヤムチャとして『ドラゴンボール』世界に転生するというユニークな展開に、「まさか公式がこれをやるなんて!」など、SNSは大盛り上がり。こうしたスピンオフ漫画が大量生産される背景を探る。 SD化やギャグ路線で拡大したスピンオフ作品 キン肉マン(ゆでたまご/集英社) 闘将!! 拉麺男(ゆでたまご/集英社) 修羅の門(川原正敏/講談社) 修羅の刻(川原正敏/講談社) ちびまる子ちゃん(さくらももこ/