数字で会社を読む 週刊ダイヤモンドで好評連載中の「数字で会社を読む」。各業界・企業を担当する第一線の記者が、ポイントを絞った財務分析で企業・産業に切り込みます。 バックナンバー一覧 契約者のシェアが漸減し、約49%になったとはいえ、約5700万人と国内最大のユーザー数を抱えるNTTドコモ。このところのスマートフォンシフトで、新たな経営課題も浮かび上がってきた。 NTTドコモは、1年間で4回、スマートフォンの国内販売台数の予測を上方修正した。 2010年4月の期末決算発表時は、「年間で100万台」だったが、6ヵ月後にiPhone対抗商品として投入したGalaxy Sの発表時には、130万台になった。 それが、11年1月の第3四半期決算発表時に、通期の販売目標を250万台とほぼ倍増させた。そして、山田隆持社長は「来期(11年度)には600万台前後の販売を見込む」と、さらに2倍以上に増やすと明か