20歳から今に至るまでの5年間。人様に話せるほどのものでもないけれど、それなりに人を好きになったし、それなりに考えさせられることもありました。決して明るくはない気質だからこそ、まぁいっか、で笑い飛ばせずにとことん落ち込むことも多かったし、寝つきが悪くなって、長い夜にあがくことだってありました。でも、好きになっても所詮は他人。そういう結果に、どこか不思議と落ち着いてしまうのです。私は冷めているのでしょうか。 有線から流れてくる恋愛ソングの歌詞に共感できなくても、素敵な愛を育むことができなくても、好きになるという気持ちの地軸自体には非常に共感できます。それでも、辞書を引くように少しずつ感情を言葉に落とし込みながら胸を痛めることで、ようやく「こういうものなのか」と納得させてきた節もありました。そんな風に着実に固めてきた心の地盤のようなものがあり、その変遷を逐一記せる場というのが、このmessyコ