今季の笠原は20試合に登板して防御率6.16と振るわなかったが、自軍の巨人戦も対象だったとされる野球賭博の成績もおぼつかなかったという。麻雀の例に漏れず、1日20万~30万円を投じて損することもあったようだ。野球賭博に詳しい暴力団関係者が語る。 「今季は胴元が大きく損をした。通常、野球賭博は賭けて負けたら、もとを取り戻そうと倍、倍と賭けていって、負けが膨らむんだ。でも今年はソフトバンクが強すぎて、負けが込んでも、1週間のうちにあとからソフトバンクに賭けてチャラにできるケースが多かったんだな。ハンデが意味ないぐらい強かったよ」 それでも笠原らは大儲けできなかったようだが、そもそも賭博にドップリとつかった事実が重い。 「(NPBの熊崎勝彦)コミッショナーは3人が関わった野球賭博に反社会勢力が介在していたのか、に関して『確実な証拠は得られない』としてたな。確かに、昔は9~10割が反社会勢力だった