トランプ氏の大統領当選は、もしかしたら旧来型メディアの崩壊の序曲ではないかと感じています。 金融資本やテレビ、新聞などの旧来型メディアの支持を受けたクリントン氏を、自己資金で選挙を戦ったトランプ氏が破る。もちろん、その背景には、国民の上位1%が全米の80%以上の富を独占していることに対する不満があったのでしょう。 アメリカの一般国民の生活は苦しく、(ハーバード、プリンストンなど)アイビーリーグと呼ばれる東部名門大学を卒業しても就職先がなく、数百万の奨学金負債を抱えて自己破産する若者も多いそうです。ウオール街や旧来型メディアから多額の資金援助を受けたクリントン氏への反感は強く、州立大学の学費無料を掲げたサンダース氏が健闘したのも頷けます。 アメリカ大統領選挙の歴史を紐解くと、テレビの登場が若くてハンサムなケネディ大統領を誕生させました。その後もテレビの影響力は絶大で、テレビ討論の結果が選挙結