コンサルティング会社のアクセンチュアと同社の管理職が、社員に違法な長時間労働をさせたとして書類送検される出来事がありました。コンサルティングと言えば典型的な知的労働であり、成果で賃金を払うというイメージが強い業種です。またアクセンチュアは外資系企業ですからコンプライアンスに関しては厳しいと思われていました。 このような企業で違法残業の問題が発生した背景としては2つ考えられます。1つは職業柄、どうしても成果が強く求められ、結果的に長時間労働が常態化するという問題。もう一つはコンサルティングという仕事が、近年大きく様変わりしているという現実です。 一般的にコンサルティング業界というのは、自身が成長したいという目的で入ってくる人が多い業種です。そうなると、社員の中には会社からやめろと言われても、より良い成果を求めて頑張り過ぎる人が出てきます。また、一般的な事業会社と同様、その会社にずっと勤めよう